209系通勤形直流電車|3500番代
概説
山手線へのE235系0番代投入が進められ、これにより捻出されたE231系500番代が総武・中央緩行線に転出、総武・中央緩行線で使用されていた209系500番代とE231系0番代については、武蔵野線および八高線・川越線に転用して、武蔵野線の205系0番代・5000番代と八高線・川越線の205系3000番代、209系3000番代を置き換えることになった。このうち、八高線・川越線用については、側引き戸の半自動対応改造を行ってそれぞれ3500番代に区分することになった。こうして209系500番代を種車として改造されたのが209系3500番代で、2018(平成30)年1〜9月に郡山車両センターで4両編成5本計20両が改造された。
側引き戸の半自動化に伴う押ボタン新設のほか、主要機器の更新についても併せて行わている。
2021(令和3)年にはワンマン化改造が行われ、車体側面に安全確認カメラが取付けられた。
川越車両センターに配置され、八高線・川越線の八王子-高麗川・川越・南古谷(一部出庫列車のみ)で使用されている。
モハ209-3501~3505
モハ209-502・504・506・508・510を種車とする中間電動車(M)で、VVVFインバータ制御装置とパンタグラフ(PS28A)を搭載する。転用改造とともに機器更新が行われ、制御装置はSC88Aとなった。台車はDT61A、定員162(座席54)名。
モハ209-3501(宮ハエ)
モハ209-502 1998.11新製→モハ209-3501 2018.1改造
2019年6月22日 高麗川駅にて
2021(令和3)年にワンマン化工事が施工され、車体側面に安全確認カメラが取付けられた。
モハ209-3502(宮ハエ)
モハ209-504 1998.11新製→モハ209-3502 2018.3改造
2024年5月26日 高麗川駅にて
モハ208-3501~3505
モハ209形3500番代とユニットを組むSIV、CPを搭載する中間電動車(M')で、モハ208-502・504・506・508・510を種車として改造された。転用改造とともにSIVについても更新が行われている。台車はDT61A、定員162(座席54)名。
モハ208-3503(宮ハエ)
モハ209-501 1998.11新製→モハ208-3501 2018.1改造
2019年6月22日 高麗川駅にて
1・3位側を示す。
モハ208-3502(宮ハエ)
モハ208-504 1998.11新製→モハ208-3502 2018.3改造
2019年6月8日 高麗川駅にて
クハ209-3501~3505
奇数向(川越方)制御車で、クハ209-501〜505を種車として改造された。台車はTR246H、定員147(座席43)名。
クハ209-3504(宮ハエ)
クハ209--504 1998.11新製→クハ209--3504 2018.7改造
2019年6月8日 高麗川駅にて
クハ208-3501~3505
偶数向(八王子方)制御車で、クハ208-501〜505を種車として改造された。台車はTR246H、定員147(座席43)名。
クハ208-3501(宮ハエ)
クハ208-501 1998.11新製→クハ208-3501 2018.1改造
2019年6月22日 高麗川駅にて
写真は線路設備モニタリング装置(軌道材料モニタリング装置)が搭載されたクハ208-3502。
クハ208-3502(宮ハエ)
クハ208-502 1998.11新製→クハ208-3502 2018.3改造
2018年7月27日 高麗川駅にて
写真は慣性正矢軌道検測装置が搭載されたクハ208-3503。
クハ208-3503(宮ハエ)
クハ208-503 1998.12新製→クハ208-3503 2018.6改造
2018年10月13日 高麗川駅にて
写真は線路設備モニタリング装置(軌道材料モニタリング装置)搭載予備となっているクハ208-3501。
クハ208-3501(宮ハエ)
クハ208-501 1998.11新製→クハ208-3501 2018.1改造
2024年5月26日 高麗川駅にて
写真は慣性正矢軌道検測装置が搭載されたクハ208-3505。
クハ208-3505(宮ハエ)
クハ208-505 1999.1新製→クハ208-3505 2018.9改造
2024年7月15日 高麗川駅にて
写真は撮影時点で慣性正矢軌道検測装置搭載予備となっているクハ208-3503。
クハ208-3503(宮ハエ)
クハ208-503 1998.12新製→クハ208-3503 2018.6改造
2024年7月15日 高麗川駅にて