E231系一般形直流電車|500番代
概説
モハE231-501~656
VVVFインバータ制御装置、パンタグラフ(PS33B)を装備する中間電動車。台車はDT61G。定員162(座席54)名。501〜509の冷房装置はAU725A、510以降はAU726Aである。写真は山手線から総武・中央緩行線へ最初に転用されたA520編成のモハE231-558であるが、A520編成とA540編成の2本は機器更新未施工で転用された。2019(令和元)年に機器更新工事が施工された。
モハE231-558(八ミツ)
2003.7新製→2019.6機器更新
2015年5月16日 市川駅にて
1・3位側を示す。写真は2013(平成25)年に山手線に黄緑色の電車が登場して50週年を記念して運行された「みどりの山手線ラッピングトレイン」のもので、形式番号も国鉄書体となっていた。当時はまだ車外スピーカは取付準備工事のみであったため、ラッピングで覆われている。
モハE231-635(東トウ)
2004.12新製
2013年1月20日 鶯谷駅にて
写真は冷房装置はAU725Aの509。501〜509の9両が該当する。総武・中央緩行線転用に際して機器更新され、制御装置は0番代と同様のSC113となった。
モハE231-509(八ミツ)
2002.2新製→2017.5機器更新
2019年10月21日 市川駅にて
写真は冷房装置AU726Aで、機器更新車。
モハE231-528(八ミツ)
2002.9新製→2017.9機器更新
2018年9月22日 市川駅にて
モハE230-501~656
SIV・CPを搭載する中間電動車で、モハE231形500番代と組む。502・505・508はSIVを搭載しない。5号車のCPは上述のとおり2009・10(平成21・22)年に追加された。台車はDT61G。定員162(座席54)名。501〜509の冷房装置はAU725A、510以降はAU726Aである。写真は三鷹への転属車で、機器更新未施工当時のもの。
モハE230-558(八ミツ)
2003.7新製→2019.6機器更新
2015年5月16日 市川駅にて
写真は元トウ503編成を転用したミツA503編成の9号車に連結されるモハE230-509。機器更新されている編成だが、SIVについてはSC61A形を保全の上で使用している模様である。E231系500番代初期車(トウ501〜503編成)の冷房装置はAU725A(42,000kcal/h)で、上写真の558と比較して小さいのがわかる。
モハE230-509(八ミツ)
2002.2新製
2017年9月23日 市川駅にて
写真は元トウ503編成を転用したミツA503編成の6号車に連結されるモハE230-508。M車比率の高いE231系500番代ののうち、初期のトウ501〜503編成は5号車のモハE230-502・505・508はSIV取付準備工事のみとして落成した。トウ504編成以降は冷房装置容量が増大してSIVを装備したため、3両のみの珍車となり、いち早く総武・中央緩行線に転用されたミツA503編成でもその姿は健在である。
モハE230-508(八ミツ)
2002.2新製
2017年9月23日 市川駅にて
クハE231-501~552
山手線外回り先頭の制御車。1位側に車椅子対応スペースを設けている。台車はTR246M(前位)、TR246P(後位)。定員147(座席43)名。写真の525は2018(平成30)年8月に三鷹に転属した。
クハE231-525(東トウ)
2003.7新製
2014年11月24日 秋葉原駅にて
写真は冷房装置がAU725Aの初期タイプの三鷹転属後の姿。総武・中央緩行線では千葉方に連結される。ホーム検知装置を取付け、保安装置がATS-Pに変更されている。
クハE231-503(八ミツ)
2002.2新製
2019年10月27日 市川駅にて
写真は冷房装置がAU726Aとなった504以降の三鷹転属後の姿を示す。
クハE231-520(八ミツ)
2003.7新製
2015年5月16日 市川駅にて
クハE230-501~552
山手線内回り先頭の制御車。クハE231形500番代と同様に1位側に車椅子対応スペースを設けている。台車はTR246M(前位)、TR246P(後位)。定員147(座席43)名。写真の540は2016(平成28)年5月に三鷹に転属した。
クハE231-540(東トウ)
2004.9新製
2013年7月14日 上野駅にて
写真は三鷹に所属するA503編成の先頭車。冷房容量の小さいトウ501〜503編成のうち、トウ503編成からの転用車である。
クハE230-503(八ミツ)
2002.2新製
2015年5月24日 市川駅にて
写真は三鷹に所属するA520編成の先頭車で三鷹方に連結される。
クハE230-520(八ミツ)
2002.2新製
2017年9月23日 市川駅にて
506・507・510・511にはレール塗油装置が搭載されている。
クハE230-511(八ミツ)
2002.10新製
2019年10月27日 市川駅にて
サハE231-501~552
付随車で、山手線では4号車、総武・中央緩行線では7号車に連結される。定員162(座席54)名。台車はTR246N。写真は冷房装置がAU725Aの初期タイプで、501〜503が該当する。4・2位側を示す。
サハE231-503(八ミツ)
2002.2新製
2019年10月21日 市川駅にて
写真は冷房装置AU726Aの後期タイプ。
サハE231-520(八ミツ)
2003.7新製
2015年9月26日 市川駅にて
ミツA540編成のサハE231-540は2017(平成29)年2月に線路設備モニタリング装置が搭載されたが、2019(令和元)年9月に撤去されて、準備工事車となっている。A520編成のサハE231-520に別途、線路設備モニタリング装置が搭載された。
サハE231-540(八ミツ)
2004.9新製→2017.2線路設備モニタリング装置搭載→2019同装置撤去
2017年4月22日 市川駅にて
上述のとおり、サハE231-540は線路設備モニタリング装置搭載準備工事車となっている。
サハE231-540(八ミツ)
2004.9新製→2017.2線路設備モニタリング装置搭載→2019.9同装置撤去
2019年10月27日 市川駅にて
2019(令和元)年9月にミツA520編成のサハE231-540に線路設備モニタリング装置が搭載されたが、上掲のサハE231-540に搭載されていた装置とは形状が異なっている。
サハE231-520(八ミツ)
2002.2新製新製→2019.9線路設備モニタリング装置搭載
2019年11月3日 市川駅にて
サハE231-601~652
6扉車サハE230形500番代を置き換えるため、2010・11(平成22・23)年に製造された付随車で、山手線では7号車に連結される。台車はサハE230形500番代と同様のTR246P。冷房装置はAU726A。定員160(座席54)名。645〜652は台車などは新品を使用しているが、601〜644はサハE230形500番台の廃車発生品を使用している。
サハE231-601(東トウ)
2011.8新製
2011年8月16日 新津駅にて
写真は総武・中央緩行線に転用されたA540編成のサハE231-640。2019(令和元)年に長野総合車両センターを出場した際に、後位側屋根上にアンテナが3個、3位側床下には無線装置が設置された。
サハE231-640(八ミツ)
2010.6新製
2019年10月21日 市川駅にて
サハE231-4601~4652
サハE231形600番代と同じ理由で同時期に製造された付随車で、山手線では10号車に連結される。前位車端寄の扉が中央に寄り、小窓が並ぶ変則的な形態となっている。側出入口扉や客室内はE233系に準ずるが、吊手の形状はE231系に合わせている。台車はE233系に準じてTR255Aである。定員160(座席52)名。サハE231-4620は2015(平成27)年にE235系に編入改造され、サハE235-4620となった。
サハE231-4601(東トウ)
2011.8新製
2011年8月16日 新津駅にて
サハE230-501~604
山手線の7・10号車に連結された6扉車。台車はTR246Pで、冷房装置はAU726A。定員162(座席30)名、座席収納時立席のみ160名。可動式ホーム柵導入に伴って、新製の4扉車と置換えられることになり、2010・11(平成22・23)年に全車廃車となって区分消滅した。置換については編成番号の大きいものから進められたため、最終番号のサハE230-603・604にいたっては、在籍年数5年未満の短命に終わったということになった。
サハE230-516(東トウ)
2003.5新製→2011.7廃車
2011年7月2日 八王子駅にて