ITRENINET 鉄道車両形式写真集

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キハ100系・キハ110系一般形気動車|キハ111・112形100番代


概説

 急行仕様車のキハ111・112形0番代と同時期の1990(平成2)年度末、1991(平成3)年に登場した車体長19.5mの一般仕様車で、0番代同様便所の有無により形式が区分され、キハ111形に便所が設置されている。
 客室内がセミクロスシートとなっているほか、0番代と異なり2両ユニットでの使用を前提としているため貫通路が拡大された。
 1991(平成3)年3月にキハ111・112-101~108が新潟鐵工所で製造されて郡山に配置、1991(平成3)年度に新潟鐵工所および富士重工でキハ111・112-109~121が製造されて中込、常陸大子に配置された。

キハ111-107

キハ111-101〜108

1991(平成3)年3月に新潟鐵工所で製造された1次車で、2次車とはスカートの形状が異なる。新製以来郡山に配置されていて、磐越東線で使用されてきたが、2017(平成29)年10月14日改正から2020(令和2)年3月14日改正前までキハ110形100番代とともに東北本線黒磯-新白河間でも使用された。
4位側に便所を設置しており、定員131(座席58)名。台車はDT58A。
キハ111-107(仙コリ)拡大画像を見る
1991.3新製
2017年10月28日 黒磯駅にて

キハ110-112

キハ111-109〜121

1991(平成3)年度分として 1991・92(平成3・4)年に富士重工、新潟鐵工所で製造された2次車プで、109〜111が小海線、112〜121が常陸大子に新製配置された。その後、常陸大子(のち水郡線営業所)の車両は 、キハE130系の投入に伴い、盛岡や小牛田に転出された。
写真は盛岡に転属した車両で、転落防止ホロが取付けられている。
キハ111-112(盛モリ)拡大画像を見る
19922新製
2018年6月30日 大館駅にて

キハ112-107

キハ112-101〜108

キハ111-101〜108とペアを組む便所なし片運転台車で、1991(平成3)年3月に新潟鐵工所で製造された。定員136(座席62)名。
キハ112-107(仙コリ)拡大画像を見る
1991.3新製
2017年10月28日 黒磯駅にて

キハ112-112

キハ112-109〜121

キハ111-109〜121とペアを組む便所なし片運転台車で、1991(平成3)年3月に新潟鐵工所で製造された。
キハ112-112(盛モリ)拡大画像を見る
1992.2新製
2018年6月30日 大館駅にて

キハ112-111

写真は小海線に所属する車両で、鹿衝突防止スピーカーを取付けている。これは電子音をスピーカーから発するもので、2015(平成27)年11月より使用されている。
また、小海線では無線式列車制御システム(ATACS)導入に伴い、ロングシートを一部撤去して車上設備を搭載しており、定員が2名減、屋根上には無線アンテナが追加されている。
キハ112-110(長コミ)拡大画像を見る
1991.12新製
2019年8月20日 小淵沢駅にて

キハ111-103車内

キハ111形100番代(キハ111-103)車内 拡大画像を見る

キハ110形100番代と同様に片側2人+4人掛けボックスシートとなっている。4位側に便所が設置されている。
2019年1月6日

キハ112-103車内

キハ112形100番代(キハ112-103)車内 拡大画像を見る

こちらはモケットがローズピンク色となっている。
2019年1月6日

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