681系特急形交直流電車｜2000番代
概説
北越急行の681系2000番代は、2015（平成27）年3月14日の北陸新幹線金沢延伸開業で特急「はくたか」が廃止されるのに伴い、JR西日本が購入して同日付で入籍した。「しらさぎ」に転用されることになり、編成番号はそのまま基本N01・N02編成、付属N11・N12編成として金沢に配置、編入直後は一部が北越急行の車体塗色のまま運用に就いたが、同年5月までに「しらさぎ色」に変更された。
クモハ681‐2501・2502
681系基本番代グループのクモハ681形500番代に準じた貫通形の制御電動車（Mc）。VVVFインバータ制御装置（WPC6）、SIV（WSC33=150kVA）、CPを搭載する。主電動機は WMT103（220kW）。便所なしで定員64名 。台車はWDT300、冷房装置は屋根上に集中式のWAU704を搭載する。JR西日本への編入とともに編成ごと方転したため基本編成米原方6号車として連結される。
モハ681-2001・2002
モハ681形0番代に準ずる中間電動車（M）で、基本編成3号車として連結される。VVVFインバータ制御装置、SIV、CPを搭載する。車体両端に出入台を設置しており、便所なし。定員72名。冷房装置は屋根上にWAU704を設置。もともと付属編成8号車として連結されていたが、JR西日本の681系と同様、北越急行時代の2014（平成26）年10・11月にN01編成とN12編成、N02編成とN11編成の間で3号車との入替が行われた。
モハ681-2002（金サワ）
1996.12新製→2015.3 北越急行除籍・JR西日本入籍
2023年8月25日 長浜駅にて
モハ681-2201・2202
モハ681形200番代に準ずる中間電動車（M2）。付属編成中央の8号車として連結される。定員68名。2位側に車掌室、1位側に業務用室を設置し、出入台は後位の1ヵ所である。 冷房装置は集中式のWAU704。上述のとおり、北越急行時代の2014（平成26）年までは基本編成3号車として連結されていた。
モハ681-2201（金サワ）
1996.8新製→2015.3 北越急行除籍・JR西日本入籍
2023年11月25日 敦賀駅にて
クロ681-2001・2002
クロ681形0番代に準ずるグリーン制御車（Tsc）。1号車として連結されるが、JR西日本への編入後は金沢方の先頭車である。4位側に洗面所、3位側に洋式便所を設置
。CPを搭載する。台車はWTR300、冷房装置はセパレート式のWAU303で、2基の間にファンを備えて一体化している。2＋1列の座席配置で定員36名。
クロ681-2002（金サワ）
1996.12新製→2015.3 北越急行除籍・JR西日本入籍
2023年11月25日 武生駅にて
クハ681-2001・2002
クハ681形0番代に準ずる制御車（Tc）。付属編成9号車として連結される。定員56名、出入台は後位の1ヵ所
で、4位側に洗面所と男子用小便所、3位側に自動販売機と洋式便所が設置されている。写真は北越急行時代。
クハ681-2002 
1996.12新製→2015.3 北越急行除籍・JR西日本入籍
2007年7月17日 高岡駅にて
クハ680-2501・2502
クハ680形500番代に準ずる貫通型の制御車（Tpc5）。主変圧器（WTM26）と主整流装置（WRS103）などの交流機器を搭載する。運転台側が後位で、前位に出入台を設置。1位側に洗面所と男子用小便所、2位側に電話室と洋式便所を設置し、定員56名。冷房装置はWAU704。後位側に下枠交差型のパンタグラフWPS27Cを搭載。CPを装備。写真は北越急行時代。
付属編成3号車のため、3両運転時でないと先頭に出ない。
クハ680-2501 
1996.8新製→2015.3 北越急行除籍・JR西日本入籍
2007年7月17日 高岡駅にて
サハ681-2201・2202
サハ681形200番代に準ずる付随車（T2）で、定員46名。サハ681形200番代と同様に、JR西日本編入後の2017・18（平成29・30）年に車掌室を設置してサハ681-2301・2302となり、区分消滅した。写真は北越急行時代で、4・2位側。「プチカフェテリア」通路部分の大窓が特徴的であった。手前は業務用扉。、
サハ681-2202 
1996.12新製→2015.3 北越急行除籍・JR西日本入籍→サハ681-2302 2017.11改造
2007年7月17日 高岡駅にて
サハ681-2301・2302
サハ681-2301・2302
元「はくたか」用のサハ681形300番代と同様にサハ681-2201・2202に車掌室を設置したグループで、2017（平成29）11月に2302が、2018（平成30）年3月に2301が金沢総合車両所で改造された。
サハ681-2302（金サワ）
1996.12新製→2015.3 北越急行除籍・JR西日本入籍→サハ681-2302 2017.11改造
2023年11月24日 敦賀駅にて
サハ680‐2001～2004
基本編成5・2号車として連結される付随車（Tp）で、サハ680形0番代に準じてパンタグラフと交流機器を搭載。2位側に洋式便所と電話室、1位側に男子用小便所と洗面所、後位側に出入台を設置しており、定員68名。
サハ680-2003（金サワ）
1996.12新製→2015.3 北越急行除籍・JR西日本入籍
2023年11月25日 武生駅にて
