ITRENINET 鉄道車両形式写真集

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651系特急形交直流電車|1000番代


概説

 2014(平成26)年3月15日ダイヤ改正で、上野発着の高崎線系統の特急「草津」、「あかぎ」、および平日のみ運転されることになった全指定席の「スワローあかぎ」に651系0番代を直流区間専用に改造した651系1000番代が投入され、大部分の185系が置換えられることになった。
 改造は2013・14(平成25・26)年に大宮、郡山で施工され、パンタグラフがPS33Dに換装されたが、交流機器は存置されており、交直流系列のままである。外観上は窓下にオレンジ色の帯が追加された。
 基本編成(7両編成)6本(OM201〜OM206編成)と付属編成(4両編成)3本(OM301〜OM303編成)が大宮に配置されたが、2015(平成)年3月14日ダイヤ改正で付属編成は定期運用がなくなった。
 OM301編成は2016(平成28)年4月に横浜支社の観光列車「伊豆クレイル」に改造されたが、OM302・303編成は2017(平成29)年に廃車となり、クハ651形1100番代は区分消滅した。
 2018(平成30)年に基本編成1本が追加改造され、OM207編成となった。

モハ651-1001

モハ651-1001~1010

中間電動車(M)で、モハ651-1・5・9・13・5・17・12・16・18・2を種車として改造された。モハ650形1000番代とユニットを組む。基本編成の6号車、付属編成の10号車に連結される。前位側に便・洗面所が設置されている。定員64名。
定期運用がなくなった付属編成の車両のうち、1007は2016(平成28)年に「伊豆クレイル」のモロ651-1007に改造され、1008・1009は2017(平成29)年に廃車となった。
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モハ651-1 1988.12新製→モハ651-1001 2014.3改造
2014年8月31日 高崎駅にて

モハ651-1009

2・4位側を示す。
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モハ651-18 1992.1新製→モハ651-1009 2014.3改造→2017.7廃車
2014年4月29日 深谷駅にて

モハ651-1101

モハ651-1101~1107

中間電動車(M1)で、モハ651-101・104・106~109・102を種車として改造された。モハ650形1100番代とユニットを組む。基本編成の3号車に連結。前位側に便・洗面所、後位側に多目的室が設置されている。定員58名。車椅子対応のため、前位側の側引戸幅が拡大されている。定員58名。
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モハ651-101 1988.12新製→モハ651-1101 2014.3改造
2014年8月31日 高崎駅にて

モハ650-1004

モハ650-1001~1010

パンタグラフ(PS33D)付きの中間電動車(M')で、モハ650-1・5・9・13・5・17・12・16・18・2を種車として改造された。モハ651形1000番代とユニットを組む。交流機器は存置されている。基本編成の5号車、付属編成の9号車に連結される。定員68名。
定期運用がなくなった付属編成の車両のうち、1007は2016(平成28)年に「伊豆クレイル」用に改造(形式番号は変更なし)され、1008・1009は2017(平成29)年に廃車となった。
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モハ650-13 1990.2新製→モハ650-1004 2013.11改造
2014年7月13日 高崎駅にて

モハ650-1004

2・4位側を示す。
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モハ650-13 1990.2新製→モハ650-1004 2013.11改造
2015年1月4日 深谷駅にて

モハ650-1102

モハ650-1101~1106

パンタグラフ(PS33D)付きの中間電動車(M'1)で、モハ650-101・104・106~109・102を種車として改造された。モハ651形1100番代とユニットを組む。客室前位寄りに荷物置場、前位寄車端部に車販準備室と飲料自販機を設置している。定員64名。
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モハ650-104 1989.2新製→モハ650-1102 2014.3改造
2017年2月5日 深谷駅にて

クハ651-1001

クハ651-1001~1007

奇数向(万座・鹿沢口・前橋方)制御車(Tc)で、クハ651-1・4・6~9・2を種車として改造された。MG・CPを搭載。基本編成の7号車に連結される。定員56名。1001・1002・1007は1次車改造で、スカートの切り欠きが直線状で、台車前のスノープラウは取付けられていない。
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クハ651-1 1988.12新製→クハ651-1001 2014.3改造
2014年8月31日 高崎駅にて

クハ651-1004

1003~1006には台車前にスノープラウが取付けられている。
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クハ651-7 1990.2新製→クハ651-1004 2013.11改造
2014年7月13日 高崎駅にて

クハ651-1006

クハ651-1006は、 1992(平成4)年に新製された651系3次車を種車としているため、前面ワイパー下にカバーが取り付けられている。
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クハ651-9 1992.1新製→クハ651-1006 2013.10改造
2014年4月29日 高崎駅にて

クハ651-1101

クハ651-1101~1103

付属編成11号車に連結される奇数向(万座・鹿沢口・前橋方)制御車(Tc)で、MG・CPを搭載しないクハ651-106・108・109を種車として改造された。定員56名。
付属編成は2015(平成27)年に定期運用がなくなったため、本区分の活躍が見られたのは約1年間であった。1101は2016(平成28)年に「伊豆クレイル」のクロ651-1101に改造され、1102・1103は2017(平成29)年に廃車となって区分消滅した。
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クハ651-106 1990.2新製→クハ651-1101 2014.2改造→クロ651-1101 2016.4改造
2014年9月13日 大宮駅にて

クハ651-1102

2・4位側を示す。付属編成は台車前のスノープラウが省略されている。
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クハ651-108 1990.3新製→クハ651-1102 2014.4改造→2017.9廃車
2014年7月13日 深谷駅にて

クハ650-1001

クハ650-1001~1010

偶数向(上野方)制御車(Tc')で、MG・CPを搭載する。種車はクハ650-1・4・6・7・15・17・12・16・18・2。基本編成の1号車と付属編成の8号車に連結される。後位側に便・洗面所を設置しており、定員は52名。写真は1次車を種車としているが、1001・1002・1010は台車前のスノープラウが取付けられていない。
定期運用がなくなった付属編成の車両のうち、1007は2016(平成28)年に「伊豆クレイル」のクロ650-1007に改造され、1008・1009は2017(平成29)年に廃車となった。
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クハ650-1 1988.12新製→クハ650-1001 2014.3改造
2014年8月31日 高崎駅にて

クハ650-1004

1003~1006には台車前にスノープラウが取付けられている。
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クハ650-7 1990.2新製→クハ650-1004 2013.11改造
2014年7月13日 高崎駅にて

クハ650-1006

クハ650-1006は 1992(平成4)年に新製された651系3次車を種車としているため、前面ワイパー下にカバーが取り付けられている。
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クハ650-17 1992.1新製→クハ650-1006 2013.10改造
2014年4月29日 高崎駅にて 

サロ651-1006

サロ651-1001~1007

グリーン車(Ts)で、基本編成の4号車に連結される。種車はサロ651-1・4・6~9・2。側出入口は前位寄に1ヵ所設けられている。0番代時代の2004(平成16)年に座席を増設し、定員36名となった。写真は4・2位側を示す。
1004は2018(平成30)年8月に線路設備モニタリング装置を搭載、1002は2019(令和元)年12月に予備として準備工事施工。
サロ651-1006(宮オオ)拡大画像を見る
サロ651-9 1992.1新製→サロ651-1006 2013.10改造
2014年6月21日 深谷駅にて 

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