ITRENINET 鉄道車両形式写真集

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キハ40系一般形気動車|キハ41形


概説

 JR西日本では1998(平成10)年3月16日ダイヤ改正で播但線姫路-寺前間が電化開業して103系3500番代が投入されたが、非電化の寺前-和田山間については輸送密度が低いことから単行運転が可能な気動車を投入して編成減による効率化を図ることになった。そこで1998・99(平成10・11)年にキハ47形1000番代5両(キハ47 1010・1009・1024・1039・1105)を種車として鷹取工場および後藤総合車両所で両運転台化改造を施工したのが本グループである。形式は新形式のキハ41形となり、番号は2000番代に区分された。
 種車の後位側構体を切断し、切妻型の前面構体を接合し、乗務員扉を新設している。新設した前面構体は灯具類や行先表示器を前位の既設前面構体と位置を統一し、運転台の機器配置も前位側と基本的に共通として機器については可能な限り廃車発生品を使用して改造コストの低減が図られている。また、新設運転台後部の4位側に和式便所を新設、水タンクは便所室内壁面に設置している。ワンマン運転を行うため、運賃箱、整理券発行機、運賃表示器が設置されている。定員119(座席50)名。
 機関はキハ47時代にSA6D125-H-A(265PS/2000rpm)に換装済で、台車はDD22D・TR51C。冷房装置はAU34(26,000kcal/h)。
 車体外部塗色は103系3500番代と同一のディープレッドを基本として播但線のイメージ統一化を図りつつ、寺前駅での誤乗防止を図るため、103系と異なりダルグリーンを配している。
 2002〜05(平成14〜17)年に体質改善工事(40N)および機関直結式冷房装置化(WAU201)が行われた。近郊形電車と同様に戸袋窓の閉鎖、通風器撤去、側窓の交換等が行われている。また、後に外部塗色は朱色5号に変更された。
 豊岡に配置され、播但線のほか、山陰本線豊岡-鳥取間で使用されている。

キハ41 2004

キハ41 2001~2005

切妻型の増設運転台側。写真は体質改善工事施工前のオリジナル形態を示す。
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キハ47 1039 1979.4新製→1991.10 冷房改造(AU34)→1996.10機関換装→キハ41 2004 1999.1改造→2004.8体質改善工事
2002年3月2日 和田山駅にて

キハ41 2001

写真は前位の既設運転台側。
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キハ47 1010 1978.6新製→1992.3 冷房改造(AU34)→1998.3機関換装→キハ41 2001 1998.4改造(機関直結式冷房装置への換装)→2006.1体質改善工事
2002年3月2日 和田山駅にて

キハ41 2002

体質改善工事施工後の4・2位側を示す。後に塗色は朱色5号に変更された。写真は前位の既設運転台側。写真手前側が増設便所部分。
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キハ47 1009 1978.6新製→1992.3 冷房改造(AU34)→1997.12機関換装→キハ41 2002 1998.8改造(機関直結式冷房装置への換装)→2005.8体質改善工事
2022年9月3日 寺前駅にて

キハ41 2004

体質改善工事施工後の3・1位側を示す。
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2018年1月21日 和田山駅にて

キハ41 2004

体質改善工事施工後の1・3位側を示す。
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2018年1月21日 和田山駅にて

キハ41 2004車内

体質改善工事施工後の車内。近郊形電車の体質改善工事とは異なり、座席はボックスシートのままである。
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2018年1月21日

キハ41 2004車内

後位増設運転台と増設便所部分。
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2018年1月21日

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