EF65形直流電気機関車|2000番代
概説
国土交通省の省令において、100km/hを超える運転を行う車両について運転状況記録装置の搭載が義務付けられた。EF65形1000番代については、同装置を持つ旅客会社の車両とそれを持たないJR貨物車両を区別するため、JR貨物の車両に対して2012(平成24)年度から原番号+1000として2000番代とする改番が行われた。
改番が行われたのは2036・2037・2040・2050・2057・2058・2060・2061・2063・2065~2070・2074~2077・2080・2081・2083~2097・2101・2117・2119・2121・2127・2138・2139の合計43両である。このうちナンバープレートが青い常用減圧促進改造未施工車は2036・2037・2040・2050・2061・2093・2094・2095・2101・2119・2121・2127で、2119・2121は未更新車であり塗装がオリジナルとなっている。また、2127は「広島更新色」と呼ばれる。その他は常用減圧促進改造済の赤プレート車で、2077は唯一の未更新車であったが、2000番代の中ではいち早く廃車となっている。
EF65形2000番代
未更新車で2000番代に改番されたのは2077・2119・2121のみであった。このうち、ナンバープレートが青い常用減圧促進改造未施工車は2119と写真の2121である。2077は2014(平成26)年に廃車となり、2119・2121も2016(平成28)年に廃車となった。
EF65 2121(新)
EF65 1121 1979.4新製→EF65 2121 平成24年度改番→2016.--廃車
2014年6月21日 新小岩信号場にて
写真の2050は常用減圧促進改造未施工車で、青色のナンバープレートとなっている。また、製造時はパンタグラフがPS17であったが、下枠交差式のPS22Bに換装されている。
EF65 2050(新)
EF65 1050 1972.9新製→EF65 2050 平成24年度改番
2014年11月24日 蘇我駅にて
更新車で青プレートのうち、2093~2095はスノープラウが取付けられていない。
EF65 2093(新)
EF65 1093 1978.4新製→EF65 2093 平成24年度改番
2014年9月24日 蘇我駅にて
2127は「広島更新色」と呼ばれ、青色部分が薄く、前面扉がカラシ色となっている。ラストグループの8次車を種車としており、スノープラウはない。
EF65 2127(新)
EF65 1127 1979.8新製→EF65 2127 平成24年度改番
2015年10月5日 新小岩信号場にて
常用減圧促進改造施工車。
EF65 2138(新)
EF65 1138 1979.8新製→EF65 2138 平成24年度改番
2013年4月20日 新小岩信号場にて
EF65 2139は更新機であるが、2016(平成28)年4月に全般検査を受けて出場した際に国鉄色に塗り戻された。
EF65 2139(新)
EF65 1139 1979.8新製→EF65 2139 平成24年度改番
2016年12月22日 新小岩信号場にて