EF65形直流電気機関車|1000番代
概説
EF65形1000番代
は「PF形」と称され、500番代のP形(旅客用)、F形(高速貨物用)の両方の機能を有する。1969~79(昭和44~54)年に139両が新製された。
車体は前面平妻の貫通型となり、貫通扉内には屋上上昇梯子が備えられている。台車は500番代と同様で、両端台車がDT115B、中間台車がDT116C。
1001~1017は当初窓上と前照灯上のツララ切りがなく、後年取付けられた。
1040~は前面尾灯上部のルーバーが廃止、1056~はパンタグラフがPS17から下枠交差式のPS22Bに変更し前面のナンバープレートがブロック式になった。
1119~は主電動機をMT52AからMT52Bに変更し、耐寒耐雪装備を一部省略した。
2012(平成24)年度より、運転記録装置を持たないJR貨物のEF65形1000番代は改番を行うことになり、原番号+1000の2000番代となっている。
EF65 1001~1039
尾灯の上にルーバーが取付けられた初期タイプを示す。
EF65 1038(高)
1970.9新製→2009.3廃車
2006年6月17日 蘇我駅にて
JR貨物の更新機。塗装は新JR貨物色と呼ばれる。
EF65 1039(高)
1970.9新製→1996.9更新→2009.2廃車
2007年10月14日 新小岩操車場にて
EF65 1040~1055
前面のルーバーが廃止され、より近代的な印象となった。
EF65 1041(高)
1972.2新製→平成24廃車
2007年10月14日 蘇我駅にて
JR貨物更新機。
EF65 1043(高)
1972.3新製→1999.10更新→平成2-廃車
2006年4月29日 蘇我駅にて
EF65 1056~1139
パンタグラフがPS22Bに変更され、ナンバープレートがブロック式に変更された。写真はJR東日本の冷房改造車で、屋根上に冷房装置が搭載されている。
EF65 1104(田)
1978.9新製
2008年8月21日 新小岩操車場にて
ブレーキ常用減圧促進改造車。JR貨物に所属するPF形の一部は、高速運転に対応するためブレーキ常用減圧促進改造がなされたものがあり、施工車は赤色地、未施工車は青色地のナンバープレートとして区別されたが、その後は運用上の区別がなくなっている。
EF65 1083(新)
1977.6新製→2007.3更新→EF65 2083 平成24年度改番
2004年12月12日 沼津駅にて
JR貨物更新機。
EF65 1096(新)
1978.5新製→19--.--更新→EF65 2096 平成24年度改番
2010年12月19日 八王子駅にて
JR貨物更新機。写真は冷房装置取付車。助士席側にダクトが見える。
EF65 1060(新)
1977.2新製→19--.--更新→EF65 2060 平成24年度改番
2010年11月14日 八王子駅にて
DT115B台車
2007年10月14日
DT116C台車
2007年10月14日