ITRENINET 鉄道車両形式写真集

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415系近郊形交直流電車|100番代


概説

 1978(昭和53)年から新製されたグループで、シートピッチを1,420mmから70mm伸ばして急行形並みの1,490mmとし、座席幅は930mmから1,040mmと改善された。 
 MM'ユニット28組と制御車52両のほかに、新形式の付随車サハ411形4両が誕生し、サハのみ0番代となっている。制御車は奇数向きでCPを搭載した100番代と便所付きでMG・CPを搭載した200番代とに分けられた。
 車体は0番代を基本としているが、シートピッチ拡大に伴って窓割が変更されて、同時期に製造された113系2000番代に準ずる。そのほか、メンテナンスの合理化を図るため、機器のユニット化、客室内装備品のステンレス無塗装化などが推進されている。 
 1984(昭和59)年までに日立製作所および東急車輛で製造され、4両編成7本およびMM'ユニット2組4両とサハ411形4両が勝田電車区に、4両編成14本が南福岡電車区に、4両編成5本が大分電車区に配置された。
 0番代と同様にJR東日本では、2007(平成19)年3月ダイヤ改正で定期運用を離脱し、改正後も保留車扱いのK516編成がE501系の運用を代走したことも会ったが、2008(平成20)年までに全車廃車となった。以後はJR九州で活躍している。

モハ415-121

モハ415-101~128

モハ414-101~とユニットを組むM車で、直流機器を搭載。1978~84(昭和53~59)年に新製された。客室内はセミクロスシートで、シートピッチ拡大に伴い、窓割が変更されたほかは基本的には0番代の後期形に準じている。定員120(座席72)名。
モハ415-121(水カツ)拡大画像を見る
1980.10新製→2007.12廃車
2007年2月25日 土浦駅にて

モハ415-127

1984(昭和59)年に新製されたラストグループのモハ414-127・128の2両は通風器がFRP製の箱型に変更され、客室内の化粧板がクリーム色、座席のモケットが茶系となり、車体塗色は落成時から常磐線の新塗色であるクリーム色に青色帯となった。
モハ415-127(水カツ)拡大画像を見る
1984.3新製→2005.8廃車
2007年3月11日 常陸多賀駅にて

モハ415-108

JR九州では1995(平成7)年頃から通風器の撤去が進められた。また、1997(平成9)年以降、車両延命工事が進められ、ロングシート化、側窓の一部固定化などが行われた。ロングシート化により、写真の108の定員標記は159名となっている。
モハ415-108(北モコ)拡大画像を見る
1978.9新製→2000.12車両延命工事
2010年5月26日 門司港駅にて

モハ414-121

モハ414-101~128

415系100番代のパンタグラフを持つ中間電動車(M')。
モハ414-121(水カツ)拡大画像を見る
1980.10新製→2007.12廃車
2007年2月25日 土浦駅にて

モハ414-127

モハ414-127・128は通風器が箱型に変更されている。
モハ414-127(水カツ)拡大画像を見る
1984.3新製→2005.8廃車
2007年3月11日 常陸多賀駅にて

モハ414-117

写真はJR九州の通風器の撤去車。車両延命工事は未施工で、側窓や客室内のクロスシートはそのままであるが、パンタグラフ部分の外気取入グリルが埋め込まれている。
モハ414-117(分オイ)拡大画像を見る
1979.7新製
2010年5月27日 大分駅にて

モハ414-108

写真はJR九州の車両延命工事施工車。ロングシート化、側窓の一部固定化が行われている。
モハ414-108(北モコ)拡大画像を見る
1978.9新製→2000.12車両延命工事
2010年5月26日 門司港駅にて

モハ414-122

JR九州の車両延命工事施工車まうち、2002(平成14)年度施工のJ110・119・122・106編成は側窓の固定化が行われていない。
モハ414-122(北モコ)拡大画像を見る
1980.9新製→2002.12車両延命工事
2010年5月29日 熊本駅にて

クハ411-121

クハ411-101~126

415系100番代の奇数向制御車(Tc)で、1978~80(昭和53~55)年に新製された。CPを搭載し、便所は設置されていない。定員114(座席63)名。
クハ411-121(水カツ)拡大画像を見る
1980.1新製→2007.12廃車
2007年2月25日 土浦駅にて

クハ411-115

2・4位側を示す。
クハ411-115(水カツ)拡大画像を見る
1979.3新製→2008.4廃車
2006年8月20日 いわき駅にて

クハ411-117

JR九州の通風器の撤去車。車両延命工事は未施工。
クハ411-117(分オイ)拡大画像を見る
1979.7新製
2010年5月27日 大分駅にて

クハ411-108

JR九州の車両延命工事施工車。ロングシート化により定員標記は148名となっている。
クハ411-108(本モコ)拡大画像を見る
1978.9新製→2000.12車両延命工事
2010年5月26日 門司港駅にて

クハ411-201

クハ411-201~226

偶数向制御車(T'c)で、MG・CPを搭載している。便所付きのため、クハ411-101~よりも定員は少なく、112(座席54)名。
クハ411-202(水カツ)拡大画像を見る
1978.12新製→2008.6廃車
2005年1月23日 小山駅にて

クハ411-208

JR九州の車両延命工事施工車。
クハ411-208(本モコ)拡大画像を見る
1978.9新製→2000.12車両延命工事
2010年5月26日 門司港駅にて

クハ411-222

写真はJR九州の車両延命工事施工車まうち、側窓の固定化が行われていない2002(平成14)年度施工のJ122編成の制御車。JR九州の415系は近年、貫通扉の手すりが撤去されている。
クハ411-222(分オイ)拡大画像を見る
1980.9新製→2002.12車両延命工事
2019年3月3日 鳥栖駅にて

サハ411-3

サハ411-1~4

1984(昭和59)年に4両が新製された付随車で、415系初の付随車であることから番号は1~となっている。MG・CPを搭載。定員120(座席72)名。100番代最終グループと同時期の製造であるため通風器は箱型。2008(平成20)年までに全車廃車となって区分消滅した。
サハ411-3(水カツ)拡大画像を見る
1984.3新製→2008.2廃車
2007年4月22日 勝田駅にて

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