キハ40系一般形気動車|リゾートしらかみ「くまげら」編成
概説
JR東日本五能線で運転されている観光列車「リゾートしらかみ」が好評なことから、第3編成として2006(平成18)年に増備されたもので、キハ40
520・515を種車として先頭車のキハ48 703・704が改造され、中間車(2号車)キハ48
1521は「青池」編成から転用された。
車体および内装は「橅(ブナ)」編成に準じており、1・3号車が開放式のリクライニングシート、2号車がボックス式のセミコンパートメントとなっている。1号車にはイベントスペースとソファを設置したラウンジを、2号車には喫煙室を設けている。愛称は公募により白神山地に生息する野鳥「くまげら」となった。外部塗色は、日本海の夕日をイメージしてオレンジを基調としたグラデーションを施し、前面上部の前照灯突起部分はくまげらの鶏冠をイメージした赤色となっている。
機関はDMF14HZC(キハ48 1521はDMF14HZ)である。両先頭車はキハ40形500番代の初期車を種車としているため、台車はDT44・TR227となっているが、キハ48
1521はDT44A・TR227Aである。
2010(平成22)年にキハ48
1503を改造の上で組み込んで、4両編成化された。
キハ48 703・704
キハ48 703は1号車(青森方)に連結される。種車はキハ40
520。「橅(ブナ)」編成のキハ48 701と同様に、後位側に車椅子対応便所、洗面所、車椅子スペースを設置している。前位側窓2つ分のスペースは、展望ラウンジで、この部分のみ上端から約150mm窓が開くようになっている。定員39名。
キハ48 703(秋アキ)
キハ40
520 1978.1新製→キハ48 703 2006.3改造
2013年8月23日 弘前駅にて
キハ48 704は4号車(秋田方)に連結される。種車はキハ40
515。定員40名。
キハ48 704(秋アキ)
キハ40
515 1978.1新製→キハ48 704 2006.3改造
2013年8月23日 川部駅にて
キハ48 1521
「青池」編成から転用された中間車で、定員44名。2号車に連結される。先頭車とは台車および機関が異なる。
キハ48 1521(秋アキ)
キハ48
1521 1979.12新製→1997.3 リゾートしらかみ化改造
2013年8月24日 川部駅にて
キハ48 1503
2010(平成22)年に4連化に伴って改造された。3号車に連結される。リクライニングシートで、定員40名。
キハ48 1503(秋アキ)
キハ48
1503 1979.8新製→2010.10 リゾートしらかみ化改造
2013年8月24日 川部駅にて