筑波鉄道キハ810形
概説
元雄別鉄道キハ104・105。1962(昭和37)年4・12月に新潟鐵工所で製造された。キハ49200Y1〜Y3の増備車の位置付けであるため、104からの付番となった。
国鉄キハ22形と同型で、側窓は一段上昇式である。
1970(昭和45)年4月15日限りで雄別鉄道は廃止され、キハ760形(←雄別キハ49200Y1〜Y3)、キハ813形(←雄別キハ106)とともに関東鉄道に譲渡され、キハ810形811・812となった。
筑波線に入線後、スノープロウが撤去され、1971(昭和46)年5月には運転室と扉の間の座席がロングシート化、便所も撤去された。定員120(座席68)名。機関はDMH17-BXで、台車はDT22相当のNP1A(動台車)、NP2A(従台車)。
1979(昭和54)年4月1日の関東鉄道分割後も筑波鉄道で活躍したが、キハ812は1986(昭和61)年9月に廃車、キハ811は1987(昭和62)年3月の廃止時まで在籍した。
筑波鉄道キハ811・812
キハ811
雄別鉄道キハ104 1962.4新製→関東鉄道キハ811 1970.12竣工→1971.5便所撤去、一部ロングシート化→1987.4廃車
1986年4月6日 真鍋駅にて