筑波鉄道キハ760形
概説
元雄別鉄道キハ49200Y1〜Y3で、1957(昭和32)年7月に新潟鐵工所で製造された。形式は、国鉄キハ20形の寒地向けキハ21形が当初キハ49200形として計画されたため、雄別では「Y」を付して発注し、その番号のまま落成した。(国鉄キハ20系は1957年の形式称号規程改正後に登場しているため旧形式称号では落成していない)
車体は側面窓がいわゆる「バス窓」タイプで、クロスシート車であるが、当初から便所設備はない。
雄別鉄道は1970(昭和45)年4月15日限りで廃止され、キハ810形(←雄別キハ104・105)、キハ813形(←雄別キハ106)とともに関東鉄道に譲渡され、キハ760形761〜763となった。
筑波線に入線後、スノープロウが撤去され、1971(昭和46)年2月には運転室と扉の間の座席がロングシート化された。定員120(座席68)名。機関はDMH17-BXであるが、キハ763は入線時にDMH17-BIに換装している。台車はNH38。
1979(昭和54)年4月1日の関東鉄道分割後も筑波鉄道で活躍し、1987(昭和62)年3月の廃止時まで在籍した。
筑波鉄道キハ761〜763
キハ762
雄別鉄道キハ49200Y2 1957.7新製→関東鉄道キハ762 1970.12竣工→1971.2一部ロングシート化→1987.4廃車
1986年4月6日 真鍋駅にて