ITRENINET 鉄道車両形式写真集

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小湊鐵道キハ40形


概説

 元JR東日本キハ40形(2000番代)。
 キハ200形のうち老朽化した車両を置き換えるため、2020(令和2)年3月ダイヤ改正で只見線での運行を終了していたキハ40 2021・2026の2両を購入し、同年5月に搬入された。
 小湊での形式番号はキハ40 1・2となり、ATS車上子の移設、ヘッドマークステーの新設、表記類の変更などが行われた。2はJR東日本の「東北地域本社色」を維持して2021(令和3)年4月23日の貸切列車で営業運転を開始した。1はキハ200形と同様のクリーム色+朱色の「小湊色」で前面の塗り分けを2に合わせたものに変更されたが、営業運転は2021(令和2)年7月からの予定とされている。
 機関はJR東日本時代にDMF14HZ(カミンズ製・300PS/2000rpm)に換装、同時に冷房改造され屋根上にAU26J-Aを2基搭載する。なお、客室内は1が原形由来のセミクロスシート、2はクロスシート部が1+2配置となっている。
 続いて2021(令和3)年7月にはJR東日本秋田支社で廃車となったキハ40 2018・2019・1006を購入し、キハ40 3・4・5ととなった。この3両はいずれもJR時代の塗色を引き継ぎ、キハ40 3・5は朱色5号、キハ40 4は男鹿色となっている。

小湊鐵道キハ40 1

キハ40 1~5

写真はキハ40 1。前面貫通扉にヘッドマークステーが新設された。また、NTTドコモの衛星携帯電話ワイドスターのアンテナは撤去されているが、アンテナツララ除けはダミーとして残されている。JR時代のワンマン改造時に設けられた出入口表示器には「小湊鉄道」と表示され、国鉄風に「小コイ」と所属表記もなされている。
JR時代に側面中央部窓下に行先表示器が取り付けられている。定員125名。
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キハ40 2021 1979.6新製→1991.11ワンマン化→2001.6機関換装・冷房改造→2020.5廃車→小湊鐵道キハ40 1 2021.10竣工
2021年5月5日 五井駅にて

小湊鐵道キハ40 1

4・2位側を示す。
キハ40 1 拡大画像を見る
2023年2月19日 五井駅にて

小湊鐵道キハ40 2

キハ40 2はJR東日本の「東北地域本社色」を維持しており、2021(令和3)年6月現在では側面の表記も「仙コリ」のままであった、定員96名。
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キハ40 2026 1979.6新製→1991.12ワンマン化→2000年度機関換装・冷房改造→2020.5廃車→小湊鐵道キハ40 2 2021.4竣工
2021年6月20日 五井駅にて

小湊鐵道キハ40 3

キハ40 3・5は朱色5号となっている。2022(令和4)年9月には側扉にタブレット防護柵が取付けられた。定員96名。
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キハ40 2018 1979.5新製→2002.3機関換装・冷房改造→2021.7廃車→小湊鐵道キハ40 3 2022.5竣工
2022年10月10日 五井駅にて

小湊鐵道キハ40 4

キハ40 4は元キハ40 2019。男鹿線色を引き継いでいる。定員124名。
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キハ40 2019 1979.5新製→キハ40 4→2021.7廃車→小湊鐵道キハ40 4 2022.5竣工
2023年3月5日 五井駅にて 

小湊鐵道キハ40 5

キハ40 5は元キハ40 1006。烏山線から1990(平成2)年に東北地区に転用され、1000番代であるがロングシート化されなかった。便所が撤去されて便所窓部分が埋め込まれているが、屋根上の水タンクは残っている。定員98名。
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キハ40 2016 1979.5新製→キハ40 1006 1987.3改造→2021.7廃車→小湊鐵道キハ40 5 2022.10竣工
2022年10月10日 五井駅にて 

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