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24系特急形寝台客車|スハ25形


300番代

 JR西日本の寝台特急「あさかぜ2・3号」、「瀬戸」用ラウンジカーとして改造されたもので、オハ12形を種車としている。
 航空機や夜行バス等の増便・ハイグレード化により、B寝台のままの編成・設備では見劣りするため、1989(平成元)年度に同列車にA寝台車とラウンジカーを連結することになった。
 従来、サービス電源の確保には、ディーゼル発電機が使用されていたが、本形式では静止形電力変換装置(SIV)を採用している。車内は種車の座席などをすべて撤去し、後位側に機器室を設置してSIV装置(230kVA)を2台搭載、中央部にソファ、テーブル、サービスカウンター、売店、自動販売機、カード式電話機を設置したラウンジが設けられ、その部分の窓は大型化されている。前位側の出入台付近にはシャワー室が1室設けられた。屋根上にはPS16形パンタグラフを2基搭載し、冷房装置はAU13Aを3基搭載している。
 1989(平成元)年にオハ12 350・351を種車として幡生車両所でスハ25 301・302の2両が改造され、同時期に改造されたSIVを搭載しないオハ25 301~303とともに運用を開始。1991(平成3)年にスハ25 303に電源、パンタグラフ等を取り付けてスハ25 303とした1両が加わった。
 その後「瀬戸」は電車化されたため、「あさかぜ」に運用されたが、2005(平成17)年3月の「あさかぜ」廃止により運用を離脱し、2008(平成20)年までに全車廃車となって形式消滅した。

スハ25 301

スハ25 301~303

写真は通路側を示す。
スハ25 301(広セキ)拡大画像を見る
オハ12 350 1978.10新製→スハ25 301 1989.12改造→2008.2廃車
2004年7月16日 下関駅にて

スハ25 303

303はオハ25 303を再度改造したものである。前位側(写真手前)にシャワー室が、後位側にはSIVが設置されている。
スハ25 303(広セキ)拡大画像を見る
オハ12 41 1970.2新製→オハ25 303 1990.2改造→スハ25 303 1991.8改造
2004年7月17日 下関駅にて

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