24系特急形寝台客車|オハネフ24形
0番代
24系特急形寝台客車のB寝台緩急車で、1973(昭和48)年に27両が新製された。
車体は14系のスハネフ14形を基本としているが、電源機関は持たない。台車はTR217Cで、定員45名。屋根上にAU76冷房装置を2基搭載している。
16~18は1977(昭和52)年にスハネフ14 101~103に改造された。
その他は1982・83(昭和57・58)年に2段寝台化改造が施工され、定員は30名となった。
廃車も進んだが、現在もJR東日本の青森に配置されていて、寝台特急「あけぼの」・「日本海」に使用されている。一部は尾久に在籍していた当時に引戸化・金帯化されているものがあるほか、乗務員室窓小窓化、雨樋露出などで形態の変化がみられる。
2015(平成27)年までに区分消滅した。
オハネフ24 1~27
写真は通路側を示す。
オハネフ24 13(盛アオ)
1973.9新製→2003.10廃車
1989年3月22日 秋田駅にて
写真は青森所属車で、後年の改造により乗務員室窓が写真のように小型化されている。また、雨樋が外付けに改造されている。
オハネフ24
23(盛アオ)
1973.9新製→2015.8廃車
2014年3月16日 尾久駅にて
オハネフ24
10・12・22の3両は尾久所属時代に耐寒耐雪工事が施工されて、側出入口が引戸に改造されて金帯となった。その後青森に転属して乗務員室窓が写真のように小型化された。写真は寝台側を示す。
オハネフ24
10(盛アオ)
1973.9新製→2015.11廃車
2013年8月23日 大館駅にて
500番代
JR北海道において、寝台特急「北斗星」に使用される24系のB寝台車を補充するため、オハネ14形500番代(508・507)を種車として24系の緩急車に改造したものである。1989(平成元)年に苗穂工場で改造された。
寝室はグレードアップ化をした2段寝台とし、乗務員室は後位側出入台と寝室との間に設けられ、側面には開閉式の窓を設置、妻面は切妻のままで貫通扉を引戸から開戸に変更、尾灯・列車名表示器・後方監視用窓が新設された。車端ダンパは残されている。台車はTR217F、定員30名。
波動用として使用されることが多いが、乗務員室の確保として主に編成中間に連結されており、写真のように編成端に連結されることは稀である。
オハネフ24 501・502
写真は寝台側を示す。
オハネフ24 502(札サウ)
オハネ14 74 1972.9新製→オハネ14 507 1983.3改造→オハネフ24 502 1989.6改造
2007年11月5日 尾久駅にて