651系特急形交直流電車|伊豆クレイル(IZU CRAILE)
概説
モロ651-1007
3号車として連結される中間電動車(Ms1)で、種車はモハ651-1007。主制御器(CS57B)、主抵抗器(MR170)などを搭載する。客室内は海側がコンパートメント席(4人用×5、車椅子対応側2名用×1)、山側が通路となっており、腰掛モケットは伊豆の夕日をイメージしたオレンジ色、入口の暖簾は四季折々デザインを変えている。1位側の出入り台寄に多目的室が設置されている。定員22名。1位側に車椅子対応便所、2位側に洗面所、男子用小便所が設置されている。台車はDT56、冷房装置は各車ともAU711を2基搭載している。
モロ651-1007(横コツ)
モハ651-12 1990.2新製→モハ651-1007 2014.2改造→モロ651-1007 2016.4改造→2020.10廃車
2018年9月16日 根府川駅にて
モハ650-1007
モロ651-1007とユニツトを組む中間電動車(M'1)で、屋根上にパンタグラフ(PS33D)を1基搭載する。2号車として連結される定員を持たないラウンジ車で、この車両のみ形式番号は種車のままである。4位側にバーカウンターが設置され、その他は広々としたラウンジとなっている。前位側車端部には1位側にショーケース、2位側に42型のデジタルサイネージが設置されている。
モハ650-1007(横コツ)
モハ650-12 1990.2新製→モハ650-1007 2014.2改造→伊豆クレイル化 2016.4改造→2020.10廃車
2018年9月16日 根府川駅にて
クロ651-1101
小田原方のグリーン制御車(Tsc)で、4号車となる。車体中央部は回転式リクライニングシート2+2列配置であるが、前位8席と3位側4席は4人掛固定ボックス席である。4位側には荷物置場が設置されている。モケットは海側が青色、山側が緑色で、外装と同様に「桜」、「海風」、「さざ波」をモチーフとした柄となっている。定員52名。台車はTR241。
クロ651-1101(横コツ)
クハ651-106 1990.2新製→クハ651-1101 2014.2改造→クロ651-1101 2016.4改造→2020.10廃車
2018年9月16日 根府川駅にて
クロ650-1007
伊豆急下田方(1号車)として連結されるグリーン制御車で、MGおよびCPを搭載する。客室内は海側が窓向きの2人用カウンター席6組、山側が海側の眺望を考慮して床を100mm程度高くした向かい合わせ固定席6組で、座面幅はともに540mmとなっている。定員24名。海側のカウンターは腰掛が内側に向けられ、テーブルにも角度が付けられているが、連結面側の1組のみは1人利用を考慮して内向きとはなっていない。
クロ650-1007(横コツ)
クハ650-12 1990.12新製→クハ650-1007 2014.2改造→クロ650-1007 2016.4改造→2020.10廃車
2018年9月16日 根府川駅にて
「伊豆クレイル」ロゴ
伊豆の「I」、クレイルの「C」を組み合わせ、周りには桜をあしらっている。
2018年9月16日 根府川駅にて
クロ651-1101他
2018年9月16日 根府川駅にて