ITRENINET 鉄道車両形式写真集

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401・403系近郊形交直流電車|401・403系


概説

 交流50Hz用の交直流近郊形電車で、1960~68(昭和35~43)年に新製された。両開き3扉の近郊形電車としてのスタイルはその後の国鉄近郊形電車の標準となった。
 401系の先行試作車8両は、当初宇都宮機関区に配置されて東北本線で試験を行い、1960(昭和35)年10月に取手-神立間の電化が完成すると松戸に転属して常磐線で試験を行った。1961(昭和36)年4月1日の勝田電車区開設に伴って同区に転属している。401系の第1次量産車以降は全て勝田に新製配置された。

モハ401-24

モハ401-1~25 

401系のM車。1・2は先行試作車。主電動機はMT46B。主制御器・主抵抗器などの直流機器を搭載。台車はDT21B、定員128(座席76)名。
モハ400形と同様、1991(平成3)年までに全車廃車となって形式消滅した。
モハ401-24(水カツ)拡大画像を見る
1966.2新製→1991.6廃車
1989年9月17日 水戸駅にて

モハ401-26

モハ401-26 

1979(昭和54)年3月の踏切事故により相棒のモハ402-1を失ったモハ403-1の主電動機をMT46Bに変更して、401系M車のラストナンバーに編入したもの。1980(昭和55)年に郡山工場で改造され、モハ400-7とユニットを組み、モハ401-7は廃車とした。JR移行直前の1987(昭和62)年に廃車となった。
モハ401-26(水カツ)拡大画像を見る
モハ403-1 1966.7新製→モハ401-26 1980.4改造→1987.2廃車
1989年3月23日 湯本駅にて

モハ400-24

モハ400-1~25 

401系のM'車で、1960~66(昭和35~41)年に新製された。1・2は先行試作車。パンタグラフ(PS16B)、主変圧器・主整流器などの交流機器を搭載。台車はDT21B、定員128(座席76)名。
冷房改造はなされず、1991(平成3)年までに全車廃車となって形式消滅した。
モハ400-24(水カツ)拡大画像を見る
1966.2新製→1991.6廃車
1989年9月17日 水戸駅にて

モハ403-13

モハ403-1~19 

403系のM車で、このグループは1966・67(昭和41・42)年に新製された。主制御器・主抵抗器などの直流機器を搭載。台車はDT21B、定員128(座席76)名。
モハ403-13(水カツ)拡大画像を見る
1966.12新製→1990.10廃車
1989年3月23日 平駅にて

モハ403-20

モハ402-20と同様、ラストナンバーのこの1両は通風器を押込式に変更した。

モハ402-13

モハ402-1~19

主電動機を120kWのMT54に増強した403系のM'車で、このグループは1966・67(昭和41・42)年に新製された。パンタグラフ(PS16B)、主変圧器・主整流器などの交流機器を搭載。台車はDT21B、定員128(座席76)名。
モハ402-13(水カツ)拡大画像を見る
1966.12新製→1990.10廃車
1989年3月23日 平駅にて

モハ402-20

403系のM'車のうち、1968(昭和43)年に新製されたラストグループで、この1両のみ。外観上、通風器を押込式に変更したのが最大の特徴である。

クハ401-14

クハ401-1~22 

401系の制御車で、1960~61(昭和35~36)年に新製された。1~4は先行試作車。クハ153形に準じた低窓となっている。台車はTR64。便所付きで、定員116(座席64)名。このグループは1987(昭和62)年までに廃車となり、JR東日本には承継されなかった。写真の14は低窓原形前照灯で新塗装化後も唯一残っていた車両で、廃車後もしばらく留置されていたが、惜しくも解体された。
クハ401-14(水カツ)拡大画像を見る
1961.5新製→1987.2廃車
1989年3月23日 湯本駅にて

クハ401-34

クハ401-23~46

クハ401形のうち1962(昭和37)年に新製された本グループからは高運転台となった。
クハ401-34(水カツ)拡大画像を見る
1962.4新製→1992.2廃車
1989年我孫子駅にて

クハ401-75

クハ401-47~88

1966・67(昭和41・42)年に新製されたグループで、前位寄りの通風器が箱形に変更され、側面雨樋が乗務員扉上部まで延長された。台車はディスクブレーキ付きのTR62となった。51・54・58・66・76は1984・85(昭和59・60)年に常磐線15両編成化対応として、415系冷房車と組成されるためMG(160kVA)を取付けた。
クハ401-75(水カツ)拡大画像を見る
1966.12新製→1990.10廃車
1989年3月23日 平駅にて

クハ401-89・90

1968(昭和43)年に新製されたクハ401形のラストグループで、通風器が押込式に変更された。

クハ401-101

下記のクハ401-901を改番したもので、当系列唯一の他系列からの改造編入車ということで異色の存在であったが、冷房改造の対象とはならずに1991(平成3)年に廃車となって区分消滅した。

クハ401-901

115系のクハ115-612(旧サハ115-2)を1986(昭和61)年11月に改造編入したもので、クハ401-901を名乗ったが、1987(昭和62)年1月にクハ401-101に改番されたため、僅か2ヶ月で区分消滅した。側扉は115系時代のものを使用していたため、半自動用の取手が残っていた。

DT21B台車

DT21B台車

モハ403-7
2007年3月17日 高萩駅にて

TR62台車

TR62台車

クハ401-63
2007年3月17日 高萩駅にて

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