ITRENINET 鉄道車両形式写真集

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213系近郊形直流電車|7000番代「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」



概説

JR西日本岡山支社の観光列車で、2016(平成28)年に開催された「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」および「瀬戸内国際芸術祭2016」に合わせて同年3月にクモハ213-4+クハ212-4を種車として下関総合車両所で改造された。

グリーン車化されて形式番号はクモロ213-7004(2号車・米原方)+クロ212-7004(1号車・下関方)となり、愛称は「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ=フランス語で「木製の旅行かばん」の意)」となった。編成番号はLA1。

デザインは内外装を北川フラム氏が監修、外装デザイン・ロゴを大黒大悟氏、企画デザインを小平悦子氏が担当した。車体は白色をベースとして、黒い太線で車窓をかばんのように見立て、旅にまつわる旅情を誘う絵柄や言葉の数々をデザインしている。

客室内は各号車とも床面をサクラ材を用いたフローリング仕様とし、座席は1・3位側を緑色モケットの2人掛け回転リクライニングシート(970mmピッチ)、2・4位側を窓向きのカウンター席として、上部に木製の本棚を設置している。側出入口付近には現代アート作家の作品展示スペースを設置したほか、各車とも乗務員室後部に自転車をそのまま積み込めるサイクルスペース各4台分を設置、予約により利用できるようにしている。また、2号車の連結面側車端部にはご当地の食材や飲料、グッズなどの車内販売カウンターを配置している。便所は種車の位置と同様でTsc'車の3位側にあり、向かいに大型荷物置場を設置している。車内はアルパ奏者の上松美香氏が手がけたBGMが流れる。

改造前と同様に岡山に配置され、まず岡山-宇野間の「ラ・マル せとうち」として2016(平成28)年4月9日より営業運転を開始した。その後も「ラ・マル しまなみ」をはじめ、岡山を中心に設定された各方面への臨時列車で使用されている。

クモロ213-7004

クモロ213-7004

2号車として連結される日生方のグリーン制御電動車(Msc)で、定員28名。
クモロ213-7004(岡オカ)拡大画像を見る
クモハ213-4 1987.3新製→クモロ213-7004 2016.3改造
2024年11月23日 新見駅にて

クロ212-7004

クロ212-7004

1号車として連結される宇野・三原・琴平方のグリーン制御車(Tsc')で、定員25名。3位側に便所を設置している。
クロ212-7004(岡オカ)拡大画像を見る
クハ212-4 1987.3新製→クロ212-7004 2016.3改造
2024年11月23日 新見駅にて

クロ212-7004

1・3位側を示す。
クロ212-7004(岡オカ)拡大画像を見る
2024年11月23日 新見駅にて

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