103系通勤形直流電車|3500番代(JR東日本)
概説
1996(平成8)年3月の八高線八王寺-高麗川間電化開業に伴う八高線-川越線の直通運転用として、103系0番代を側引戸半自動化改造したものである。
1995(平成7)年に4両編成1本のみが改造され、モハ103-790→モハ103-3501、モハ102-2047→モハ102-3501、クハ103-725・738→クハ103-3501・3502となった。
川越線電化時から使用されていた103系3000番代、八高線電化開業に合わせて新製された209系3000番代と共に八高線・川越線で使用されていたが、2005(平成17)年に廃車となった。
モハ103-3501
モハ103-790を種車として改造されたM'車で、主制御器とパンタグラフを搭載する。定員144(座席54)名。
モハ103-3501(宮ハエ)
モハ103-790 1983.9新製→モハ103-3501 1995.12改造→2005.4廃車
2004年9月26日 高麗川駅にて
モハ102-3501
モハ102-2047を種車として改造されたM'車で、MP・CP付、定員144(座席54)名は改造前と変わらない。
モハ102-3501(宮ハエ)
モハ102-2047 1983.9新製→モハ102-3501 1995.12改造→2005.4廃車
2004年9月26日 高麗川駅にて
クハ103-3501・3502
クハ103-725・738を種車として改造されたTc車で、車掌スイッチの変更などが行われている。外観上は扉半自動時に使用する操作スイッチが取付けられた程度で大きな変化はない。
クハ103-3501(宮ハエ)
クハ103-725 1978.7新製→クハ103-3502 1995.12改造→2005.4廃車
2004年9月26日 高麗川駅にて
1・3位側を示す。
クハ103-3502(宮ハエ)
クハ103-738 1978.7新製→クハ103-3502 1995.12改造→平成17廃車
2004年9月26日 高麗川駅にて