キハ40系一般形気動車|キハ47形3500・4500番代
概説
JR九州において、空転防止対策として寒地向けキハ47形のDT44A台車を従来の1軸駆動から2軸駆動としたもので、まず2006(平成18)年3月に機関をコマツ製SA6D125HE-1、変速機を新潟コンバーター製TACN22-1612Aに換装済のキハ47
8509・9509を種車として改造された。番号は原番号マイナス5000のキハ47 3509・4509となり、台車形式はDT44BKとなった。
続いて同年7月に機関未換装のキハ47
1510、8月にキハ47 510を種車として、機関換装を併施の上、番号が原番号プラス3000としてキハ47
4510と3510が改造された。
なお、JR西日本にもキハ47形3500番代が存在するが、こちらはキハ47形1500番代をロングシート化したもので、番号の重複はない。
キハ47 3509・3510
キハ47 8509・510を種車として改造された。写真はキハ47
8509を種車とするキハ47 3509で、種車のキハ47形8500番代は約5ヵ月の短命に終わった区分であった。冷房装置は500番代時代の1988年度にAU600Kを搭載済で、ワンマン化についても1990年度に施工済である。
キハ47 3509(熊クマ)
キハ47 509 1979.5新製→1988.7
冷房改造→キハ47 8509 2005.10改造→キハ47 3509 2006.3改造
2010年5月28日 熊本駅にて
キハ47 4509・4510
キハ47 9509・1510を種車として改造された。写真はキハ47
1510を種車とするキハ47
4510。キハ47形500・1500番代はもともと新潟に新製投入されたが、国鉄時代に509・510・1509・1510の4両が唐津に転属し、九州内では希少な存在であった。なお、冷房装置は1500番代時代の1988年度にAU600Kを搭載済で、ワンマン化についても1990年度に施工済である。
キハ47
4510(熊クマ)
キハ47 1510 1979.6新製→1989.6 冷房改造→キハ47 4510 2006.7改造
2010年5月28日 熊本駅にて