キハ40系一般形気動車|キハ40形8000番代
概説
JR九州において、キハ40形2000番代および7000番代(機関改造による出力増強車)の機関を換装したグループ。1999(平成11)年3月から2011(平成23)年度までにキハ40
2038・2050・2051・7052・2054・7056・2060・2063〜2065・2069・2097〜2104・2126・2128の21両が小倉工場および鹿児島総合車両所で改造された。番号は製造時の番号+6000の8000番代に区分された。
機関は1999〜2003(平成11〜15)年に改造された8038・8101〜8103・8126はコマツ製SA6D125H-1A(300
PS/2,000 rpm)、その他2004(平成16)年度以降に改造された車両はSA6D125HE-1(300
PS/2,000
rpm)に換装された。液体変速機は1999(平成11)年改造の8103・8126の2両はコマツ製KTF3335Aであるが、その他は新潟コンバータ製TACN22-1612Aである。
豊肥久大、鹿児島、直方・筑豊篠栗に配置されたが、2020(令和2)年4月1日現在では直方、熊本、鹿児島、宮崎に配置されている。
キハ40 8000番代
4・2位側を示す。便所は撤去されていないが、便所窓が閉鎖され、屋根上の水タンクは撤去されて床下に小型化された水タンクを取付けている。通風器も撤去済。
キハ40 8054(本カコ)
キハ40 2054 1980.3新製→1988.7冷房改造→キハ40 8054 2007.9改造
2010年5月31日 佐土原駅にて
1・3位側を示す。
キハ40 8054(本カコ)
キハ40 2060 1980.6新製→1989.5冷房改造→キハ40 8060 2008.1改造
2010年5月31日 南宮崎駅にて
写真は本グループのうち、最初に改造されたもので、当車と8103は液体変速機がコマツ製KTF3335Aである。屋根上の水タンクと便所窓が残されている。4・2位側を示す。
キハ40
8126(熊クマ)
キハ40 2126 1981.6新製→1989.7冷房改造→キハ40 8126 1999.3改造
2010年5月28日 熊本駅にて