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キハ40系一般形気動車|キハ400形500番代


概説

 JR北海道において老朽化したお座敷車両キロ29形、キロ59形を置き換えるため、急行用に改造されていたキハ400形100番代(141・142・149)を種車として1997・98(平成9・10)年に苗穂工場でお座敷車両に再改造したものである。
 車体は前位側の出入台を撤去して客室スペースを拡大している。客室内はカーペット敷きで座椅子を配置した掘りごたつ式としているが、テーブル脚を掘りごたつ内側に折りたたんで収納してテーブル内側のカーペット面を使用してフラット化が可能である。掘りごたつは床面から300mm高さで、1テーブル8名のものを4ヵ所配置して定員32名となっている。化粧板は土壁調、天井は木目調である。通路側は跳ね上げ式の床構造となっている。客室内には、カラオケ装置・モニタ、冷蔵庫、電子レンジが設置され、便所は真空式汚物処理装置を使用した洋式に変更されている。
 車体塗色は掘りごたつをイメージして赤と黒をベースとしたブロックパターンとし、側面に仕切り壁をモチーフとしたマークを配している。
 機関は改造前と同じDMF13HZ(330PS/2,000rpm)で、冷房装置はAU400であったが、2004(平成16)年にN-AU26に換装されている。
 苗穂に配置されて団体臨時列車を中心に使用されたが、502・503が2015(平成27)年3月に廃車、残った501も2016(平成28)年10月に廃車となってキハ400形は形式消滅した。

キハ400-501

キハ400-501~503

3・1位側を示す。写真手前の窓のない部分に発電装置を搭載している。冷房装置換装前(AU400)のもの。
キハ400-501(札ナホ)拡大画像を見る
キハ40 141 1979.10新製→キハ400-141 1988.10改造→キハ400-501 1997.12改造→2016.10廃車
2002年9月20日 函館駅にて

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