キハ40系一般形気動車|キハ147形
概説
JR九州において、篠栗線、久大本線などの線区においてスピードアップを図るためキハ47形0・1000番代を機関換装したグループ。1989~93(平成元~5)年にキハ47形0番代17両(49・50・53・54・58・59・61・90・91・104~107・182~185)、1000番代13両(1030・1032・1033・1043~1045・1055・1057・1058・1068・1069・1081・1125)を対象として鹿児島車両所および小倉工場で改造された。形式はキハ147形となり、番号は種車のものを踏襲している。
キハ147
54・107・1033・1057には神鋼造機製の機関DMF14HZ(360PS/2,000rpm)と変速機SCR1.0-4が、キハ147
53・104~106・183・1030・1055には新潟鐵工所製のDMF13HZA(360PS/2,000rpm)、DW14-Dが搭載されたが、その他はコマツ製のSA6D125HD-1(360PS/2,000rpm)、変速機を新潟製のDW14EまたはDW14E-1に換装した。冷房装置については既に種車がAU34またはAU600Kを搭載済であったが、AU34搭載車については、後にAU600Kへの変更が進められた。
なお、神鋼造機製の機関を搭載した車両については、順次コマツ製機関への再換装が行われた。
1045は2004(平成16)年2月に「はやとの風」に再改造された。
キハ147形0番代
写真は新潟鐵工所製DMF13HZA搭載車。
キハ147 104(熊クマ)
キハ47 104 1980.3新製→キハ147 104 1990.3改造
2010年5月29日 熊本駅にて
キハ147形1000番代
写真は新潟鐵工所製DMF13HZA搭載車。
キハ147 1055(本カコ)
キハ47 1055 1979.11新製→キハ147 1055 1992.3改造
2010年5月31日 佐土原駅にて