ITRENINET 鉄道車両形式写真集

国鉄・JRの車両を中心に、形式写真を紹介するサイトです。

ホーム > 国鉄・JR形式写真 > キハ185系特急形気動車 > 0番代

キハ185系特急形気動車|0番代


概説

 1986(昭和61)年に運転台付のキハ185-1~18(便所付)・1001~1012(便所なし)、中間車でグリーン・普通合造車のキロハ186-1~8の2形式3区分39両が新製され、JR発足後もJR四国においてキハ185-19~26、1013~1018が1988(昭和63)年に新製された。
 国鉄最後のダイヤ改正となった1986(昭和61)年11月改正から高松-松山・宇和島間の特急「しおかぜ」、高松-高知・中村間の特急「南風」に投入されて、キハ181系ともに運転され、1988(昭和63)年に本四備讃線が開業すると本州にも乗り入れ、岡山発着となった「しおかぜ」、「南風」、「うずしお」、高松発着の「いしずち」、「しまんと」などに運用された。
 しかし、2000系の登場や予讃本線松山電化などにより運用区間が縮小し、2013(平成25)年3月現在での特急運用は「うずしお」、「剣山」、「むろと」となっている。

キハ185-19

キハ185-1~26

便所付きの先頭車。機関はDMF13HS(250PS/2,000rpm)を2台搭載する。定員60名。写真の19以降はJR四国になってから新製されたものである。全車JR四国に承継されたが、キハ185-1~8・10・15・16は1992(平成4)年にJR九州に譲渡された。キハ185-9・13は2000(平成12)年に通勤形化改造されてキハ185-3009・3013となったが、2006(平成18)年に特急形に再改造されて原番復帰している。
キハ185-19(四カマ)拡大画像を見る
1988.4新製
1989年1月2日 高松駅にて

キハ185-26

JR四国では、1998・2003(平成10・15)年にキクハ32形を使用したトロッコ列車の控車としてキハ185-20・26が使用さけることになり、帯色が国鉄時代を思わせる緑色に変更された。どちらも民営化後に新製された車両であるため、緑色帯になったのは初めてである。
キハ185-26(四カマ)拡大画像を見る
1988.12新製
2012年6月30日 佐倉駅にて

キハ185-1016

キハ185-1001~1012

便所なしの先頭車。機関はDMF13HS(250PS/2,000rpm)を2台搭載する。定員64名。
1001・1004・1008・1011・1012は1992(平成4)年にJR九州に譲渡された。また、1002・1003・1005~1007・1009・1010・1013は1999(平成11)年に通勤形化改造されて、キハ185-3009・3013、3102・3103・3105・3106・3107・3109・3110・3113となった。
キハ185-1016(四カマ)拡大画像を見る
1988.4新製
1989年1月15日 岡山駅にて

キハ185-1005

1・3位側を示す。
キハ185-1005(四カマ)拡大画像を見る
1986.9新製
1989年5月6日 岡山駅にて

キロハ186-4

キロハ186-1~8

グリーン・普通合造車で、本系列では唯一の中間車として新製された。機関はDMF13HS(250PS/2,000rpm)を1台搭載する。便所なしで、善意側がグリーン室。また、前位側に車掌室を設置。定員はグリーン24・普通32名。キロハ186-3・5・6・7は1992(平成4)年にJR九州に譲渡され、全室普通車化されてキハ186-3・5・6・7となった。キロハ186-4・8は1999(平成11)年にジョイフルトレイン「アイランドエクスプレスII」に改造されてキロ186-4・8となった。キロハ186-2は2002(平成14)年に客室内の半分をプレイルームとした「ゆうゆうアンパンマン」に改造されたが、形式番号はそのままである。キロハ186-1が最後までオリジナルに近い状態で残っていたが、定期運用はなくなり、2012(平成24)年度に廃車となっている。
写真は1・3位側を示す。
キロハ186-4(四カマ)拡大画像を見る
1986.10新製→キロ186-4 1999.8改造
1989年1月15日 岡山駅にて

サイト内検索

サブメニュー

SNS

管理人によるSNSページです。

ページのトップへ戻る