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485系特急形交直流電車|元東武鉄道乗入用車


概説

 2005(平成17)年に開催された「福島県会津デスティネーションキャンペーン」に伴って、JR東日本ではキャンペーン期間中新宿-喜多方間に特急「あいづ」を運転することになり、仙台に所属する485系6両をリニューアル改造したものが本グループで、その後東武鉄道乗入用改造を施工し、「日光」・「きぬがわ」に使用され、253系200番代に置き換え後は「あいづライナー」に転用された。

「あいづ」リニューアル改造

 車体は前面形状を変更し、前照灯と尾灯を愛称表示器の左右に取付け、尾灯はLED化された。外部塗色は白を基調として赤とオレンジ色の帯を配しており、大型化されたスカートは車体と同じオレンジ色となった。
 客室内は青を基調として木目と金をあしらって高級感を表し、平天井化された。座席はリクライニングシートを新品に取り替え、シートピッチを190mm拡大して1,100mmとして、車端部には荷物置場を設置している。出入台側扉部のステップは埋められて、フラット化された。洗面所もリニューアルされたほか、便所は和式便所を洋式化、新たに男子用小便所が設置された。
 1号車のクロハ481-1014は普通車に再改造され、原番号のクハ481-1017に復帰した。
 引き続き仙台に配置され、2005(平成17)年7月1日より土休日の新宿-喜多方間の特急「あいづ」、平日は郡山-会津若松間の特急「アクセスあいづ」に使用された。

東武鉄道乗入れ改造

 2006(平成18)年3月ダイヤ改正で国際観光都市である日光、鬼怒川へのアクセス強化のため、JR東日本と東武鉄道では新宿-東武日光・鬼怒川温泉間に直通特急を運転することになった。
 東武鉄道では100系「スペーシア」が直通特急用に改造されたが、JR東日本では、「福島県会津デスティネーションキャンペーン」用に改造された485系を再改造して充当することとし、前面の再改造と東武鉄道使用の保安装置などの機器設置が行われた。編成は1号車が東武日光方に変更され、東武鉄道車に合わせて喫煙車も5号車となった。
 前面は485系3000番代に準じて屋根部と窓が再改造され、愛称表示器は撤去、塗り分けも変更された。
 客室内の変更としては、3号車に多目的室が設置された程度である。
 直通運転に際し、東武鉄道用ATS装置、列車無線装置が設けられ、それぞれの仕様への切換は、境界駅となる栗橋駅で乗務員が「JR・東武切換スイッチ」を取扱うことによって行われる。また、東武100系に合わせて自動放送装置が設置され、全区間で使用されている。
 仙台から小山に転属し、2006(平成18)年3月18日より営業運転が開始されたが、2011(平成23)年6月に「成田エクスプレス」から転用改造された253系1000番代が就役されるのに伴って、運用を離脱した。

「あいづライナー」への転用

 上述のとおり2011(平成23)年6月に東武直通特急運用から離脱したが、2012(平成24)年に前面上部への前照灯追設を行い、塗色は東武直通特急時代のまま磐越西線の快速「あいづライナー」に転用された。仙台に再転属し、車体には「あかべぇ」などのステッカーが取付けられた。
 磐越西線の快速「あいづライナー」などに使用されたが、2015(平成27)年に廃車となった。

モハ485-1058

モハ485-1055・1058

2・4号車に連結される中間電動車。定員は1055が55名、1058が56名。
写真は東武直通用当時のもの。
モハ485-1058(宮ヤマ)拡大画像を見る
昭和53.8新製→平成17.6リニューアル改造→平成27.7廃車
2008年7月20日 下今市駅にて

モハ485-1058

1・3位側を示す。2012(平成24)年の「あいづライナー」への再転用に伴い、会津地方の郷土玩具「起き上がり小法師」のステッカーが取付けられた。
モハ485-1058(仙セン)拡大画像を見る
昭和53.8新製→平成17.6リニューアル改造→平成27.7廃車
2012年12月22日 郡山駅にて

モハ485-1055

モハ484-1055・1058

3・5号車に連結される中間電動車。定員52名。
写真は東武直通用当時のもの。
モハ484-1055(宮ヤマ)拡大画像を見る
昭和54.3新製→平成17.6リニューアル改造→平成27.7廃車
2008年7月20日 下今市駅にて

モハ485-1058

「あいづライナー」再転用後のもの。
モハ484-1058(仙セン)拡大画像を見る
昭和54.3新製→平成17.6リニューアル改造→平成27.7廃車
2012年12月22日 郡山駅にて

クハ481-334

クハ481-334

「あいづライナー」再転用後の形態を示す。前面窓上に前照灯が追設された。また、1017とともに「あかべぇ」の大きなステッカーが取付けられている。
当車はクハ481形300番代のうち最後まで車籍を有していた車両であったが、廃車により区分消滅した。
クハ481-334(仙セン)拡大画像を見る
昭和50.5新製→平成17.6リニューアル改造→平成17.12東武直通改造→平成24.2前照灯追設→平成27.7廃車
2012年12月22日 郡山駅にて

クハ481-1017

クハ481-1017

東武直通用当時の形態を示す。
クハ481-1017(宮ヤマ)拡大画像を見る
昭和54.3新製→クロハ481-1014 昭和62.10改造→平成17.6原番復帰・リニューアル改造→平成17.12東武直通改造→平成24.2前照灯追設→平成27.7廃車
2008年7月20日 下今市駅にて

クハ481-1017

「あいづライナー」再転用後の形態を示す。前面窓上に前照灯が追設された。
クハ481-1017(仙セン)拡大画像を見る
2012年12月22日 郡山駅にて

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