117系近郊形直流電車|100番代
概説
京阪神地区の新快速増発と中京地区の短編成化に伴って1986(昭和61)年に新製された
117系
の増備車で、一段下降窓とボルスタレス台車(DT50C・TR235B)を採用し、客室内の座席もバケットシートとなった。
京阪神地区用には6両編成3本の18両、中京地区には制御車のみ18両が新製配置された。
モハ117-101~106
モハ116形100番代とユニットを組む中間電動車(M)で、屋根上にパンタグラフ(PS16J)を1基搭載する。
モハ117-101(大ミハ)
1986.8新製
2003年7月17日 京都駅にて
モハ117形100番代(パンタグラフ増設車)
モハ117-102・104・106の3両は1999・2000(平成11・12)年に霜取り用にパンタグラフを1基増設し、冬期に草津線などで運用されている。
モハ117-102(大ミハ)
1986.8新製→1999.8パンタグラフ増設
2003年7月19日 京都駅にて
JR西日本では、221系を除く一般形車両の地域別塗装単色化が進められているが、京都に所属する117系はモスグリーン(緑色)となっている。
モハ117-102(近キト)
2016年3月5日 京都駅にて
モハ116-101~106
117系100番代の中間電動車(M')で、モハ117形100番代とユニットを組む。MG・CPを搭載。定員は136(座席72)名。
モハ116-101(大ミハ)
1986.8新製
2003年7月17日 京都駅にて
クハ117-101~112
奇数向制御車で、定員128(座席60)名。(JR東海は105名)
クハ117-103(広セキ)
1986.9新製
2010年5月26日 下関駅にて
JR東海では、塗装がクリーム12号を基調にコーポレートカラーのオレンジ色帯となっている。中京地区用は電気連結器が省略されている。
クハ117-111(海カキ)
1986.10新製→2013.12廃車
2004年12月29日 熱田駅にて
クハ116-101~103
117系100番代の偶数向制御車で、関西地区向けに3両が新製された。便所付で定員124(座席58)名。
クハ116-103(広セキ)
1986.9新製
2010年5月26日 下関駅にて
クハ116-201~209
偶数向制御車で、便所なしタイプとなっている。名古屋地区のみに在籍。定員128(座席60)名であったが、JR東海の新定員は105名。
クハ116-202(海カキ)
1986.10新製→2013.1廃車
2004年12月29日 熱田駅にて
1・3位側を示す。写真の206を含むS11編成は2009(平成21)年に登場時の塗装に変更された。
クハ116-206(海カキ)
1986.10新製→2013.12廃車
2011年3月6日 高塚駅にて