101系通勤形直流電車|0・900番代
クモハ101-1~209
101系の奇数向き制御電動車。主制御器、主抵抗器、MGを搭載する。1〜54はモハ90511〜90617として落成し、1959(昭和34)年6月の称号改正で改番された。
クモハ101-201(東ナハ)
1965.11新製→1990.3廃車
1989年3月24日 大宮運転区にて
1972(昭和47)年7・8月に中央快速線で使用されていた101系のうち10両編成4本が冷房化されたが、写真はそのうちの1両。屋根上に集中式のAU75A(42,000kcal/h)が搭載されているが、車体中央よりも後位寄りに取り付けられている。クモハ101形は編成中に2両連結されていたため、168・175・199・200・206・207・208・209の8両がこのタイプであった。
クモハ101-200(東ナハ)
1966.2新製→1972.7冷房改造→1991.5廃車
1988年9月 矢向駅にて
1976(昭和51)年以降に冷房改造されたグループは、冷房装置の取付位置が車体中央部に変更された。
クモハ101-176(東ナハ)
1963.8新製→1979.1冷房改造→1991.4廃車
1988年10月8日 府中本町駅にて
JR東日本南武支線用の2両編成を民営化後のワンマン化改造したもので、1988(昭和63)年2〜4月に188、180、130の順に大井工場で改造された。外部塗色もクリーム色に緑色の濃淡帯を配したものに変更された。1990(平成2)年4〜10月に冷房改造が施工され、屋根上にAU712(21,000kcal/h)が2基搭載され、冷房用電源としては専用のSIV(SC24)かぜ各車屋根上に搭載されている。
クモハ101-180(横ナハ)
1963.9新製→1990冷房改造→2002.11廃車
2002年4月13日 川崎新町駅にて
クモハ101-901・902
1957(昭和32)年にモハ90501・503として新製された試作車で、1959(昭和34)年の形式称号改正によりクモハ101-901・902となった。新製当初は通風器は押込形であっが、昭和43年にグローブ形に変更されている。この902号は1985(昭和60)年に廃車となり、大井工場に保存され、改造により車体外側に取付けられていた雨樋が原形に復元された。
クモハ101-902(東ミツ)
モハ90503 1957.6新製→クモハ101-902 1959.6形式称号改正→1985.3廃車
1988年4月2日 大井工場にて
クモハ101-911
1960(昭和35)年に試作された電力回生ブレーキ試験車で、1964(昭和39)年に電装解除されて、クハ101-911となった。
クモハ100-1~193
101系の偶数向き制御電動車で、パンタグラフ付き。写真は後期形グループで、パンタグラフはPS16、尾灯は外付タイプとなっている。
クモハ100-191(東ナハ)
1965.11新製→1990.7廃車
1988年11月17日 稲城長沼にて
1・3位側を示す。
クモハ100-133(千ツヌ)
1962.3新製→1989.9廃車
1985年10月12日 市川駅にて
クモハ100-801~806
中央線の山線区間用にパンタグラフ取付部を低屋根化したもので、1961(昭和36)年に新製された。1983~85(昭和58~60)年に全車廃車となっている。
クモハ100-802(西ムコ)
1961.11新製→1986.12廃車
1985年2月7日 西国分寺駅にて
クモハ100-901・902
モハ90502・504として新製された試作車を1954(昭和34)年6月の形式称号改正で改番したもの。1979(昭和54)年に廃車となり、区分消滅した。
クモハ100-911
1960(昭和35)年に試作された電力回生ブレーキ試験車で、1964(昭和39)年に電装解除されて、クハ100-911となった。
モハ101-1~264
モハ100形またはクモハ100形とユニットを組む中間電動車(M)で、主制御器、主抵抗器、MGを搭載する。
モハ101-169(東ナハ)
1962.10新製→1990.5廃車
1988年10月9日 武蔵溝ノ口駅にて
写真は1・3位側を示す。
モハ101-169(東ナハ)
1962.10新製→1990.5廃車
1990年3月3日 大宮運転区にて
モハ101-901~905
試作車モハ900001・3・5の各車を1954(昭和34)年6月の形式称号改正で改番したもの。1979(昭和54)年に廃車となり、区分消滅した。
モハ100-1~263
パンタグラフを持つ中間電動車。
モハ100-216(東ナハ)
1963.7新製→1990.5廃車
1988年12月3日 中原電車区弁天橋支区にて
3・1位側を示す。
モハ100-216(千ツヌ)
1988年12月3日 中原電車区弁天橋支区にて
1985年10月12日 市川駅にて
モハ100-801~811
クモハ100-801~と同様にパンタグラフ取付部を低屋根化したもので、1961・65(昭和36・40)年に新製された。写真の810は鶴見線に転じていたが、1992(平成3)年に廃車となった。
モハ100-810(東ナハ)
1965.8新製→1991.2廃車
1988年12月3日 中原電車区弁天橋支区にて
モハ1001-901~905
試作車モハ900002・4・6の各車を1954(昭和34)年6月の形式称号改正で改番したもの。1984(昭和59)年までに廃車となり、区分消滅した。
クハ101-1~85
奇数向き制御車。
クハ101-71(東ナハ)
1966.7新製→1990.5廃車
1988年10月8日 府中本町駅にて
1・3位側を示す。
クハ101-71(東ナハ)
1966.7新製→1991.9廃車
1989年3月24日 大宮運転区にて
クハ101-911
上述のとおりクモハ101-911を電装解除したもので、1979(昭和54)年に廃車となり、区分消滅した。
クハ100-1~95
偶数向き制御車。写真は後期タイプで、電装準備を廃止している。
クハ100-61(東ナハ)
1965.9新製→1990.3廃車
1990年3月3日 大宮運転区にて
クハ100-911
上述のとおりクモハ100-911を電装解除したもので、1979(昭和54)年に廃車となり、区分消滅した。
サハ101-1~145
モハ101に電装可能な設計となっていたが、後期増備車は電装準備を廃止した。
サハ101-105(千ラシ)
1963.2新製→1990.8廃車
1990年3月3日 大宮運転区にて
サハ101-146~148
サハ101-258・281・289のMG・CP撤去車で、1979(昭和54)年に改造されたが、1985(昭和60)年までに廃車となり、区分消滅した。
サハ101-201~301
サハ101-201~はMG・CPが取付けられている。
サハ101-264(東ナハ)
1963.8新製→1990.8廃車
1989年3月24日 大宮運転区にて
サハ100-1~107
電装準備車として後位側にパンタグラフを設置できるようになっていた。写真は1972(昭和47)年に冷房改造されたグループ。
サハ100-105(東ナハ)
1963.4新製→1972.8冷房改造→1990.9廃車
1989年2月23日 武蔵溝ノ口駅にて
1・3位側を示す。上写真のサハ100-105と同様に、1972(昭和47)年に冷房改造されたグループ。
サハ100-106(東ナハ)
1963.6新製→1972.8冷房改造→1990.10廃車
1989年5月15日 府中本町駅にて
サハ100-108~111
サハ100-242~244、241のMG・CPを1980(昭和55)年に撤去したもので、1984(昭和59)年に廃車となった。
サハ100-201~244
サハ100-201~はMG・CP付である。