キハ20系一般形気動車|キハ25形
0番代
キハ20系のうち、暖地向け片運転台車として1957・58(昭和32・33)年に75両が新製された。1機関搭載であり、キハ20形0番代を片運転台とした構造で、側窓は上段がHゴム支持の固定窓(通称「バス窓」)となっている。機関はDMH17B(160PS/1500rpm)、台車はDT19C・TR49Aである。3位側に便所を設置しており、定員88(座席12)名。
200番代
1958~62(昭和33~37)年に53両が新製されたグループで、キハ20形200番代と同様に、機関をDMH17C(180PS/1500rpm)に出力増強し、台車をDT22A・TR51Aとしている。車体は側窓が二段上昇式に変更された。
300番代
1963(昭和38)年に新製されたグループで、キハ20形500番代と同様に室内灯が蛍光灯化されているが、その他の仕様はキハ25形200番代に準ずる。14両と少数派で、全車水戸鉄道管理局の所属であった。
キハ25 301~314
キハ25 306(水ミト)
1963.5新製→1987.2廃車
1989年3月23日 湯本駅にて
600番代
1967~73(昭和42~48)年にキハ25形0番代(73・16・32・44・9・57・23・51)を種車として簡易郵便荷物車に改造したもので、キハ20形600番代と同様に前位寄りがロングシート化され、アコーディオンカーテンにより車内を仕切ることができるようになっている。
650番代
1968~71(昭和43~46)年にキハ25形200番代(201・219・232・202・203・220・222)を種車として簡易郵便荷物車に改造したもので、改造内容はキハ25形600番代と同様である。