山形鉄道YR880形
概説
開業に伴い1988・90(昭和63・平成2)年に8両が新潟鉄工所で新製されたもので、両運転台18m片側2扉の車体を持つ軽快気動車である。形式は開業年に因んでいる。1988(昭和63)年新製のYR881~886は客室内は左右各5ボックスのクロスシートで、扉付近はロングシート、1990(平成2)年に増備されたYR887・888はロングシート車である。便所付きで、ワンマン運転を行うため、運賃箱、整理券発行機、自動放送装置等が設けられている。塗色はアイボリーを基調にピンク、グリーン、オレンジの帯を配し、各車の車体側面にはそれぞれ、こぶし、桜、あやめ、べにばな、ダリア、菊、アズマシャクナゲ、ヒメサユリといったの沿線の花が描かれている。
機関はDMF13HS(250PS/1900rpm)で、変速機はTACN-22-1100、台車はNP120D(NP120T)である。冷房装置はAU26(22,000kcal)。