津軽鉄道タム500形
概説
元国鉄籍私有貨車タム500形で、1956(昭和31)年日車製のタム2848(日本石油輸送)。
国鉄タム500形は1931〜61(昭和6〜36)年の30年にわたり621両が製造された15t積のガソリン専用二軸タンク車である。民営化後JRに継承されたタム500形は2000(平成12)年度に形式消滅している。
津軽鉄道では、津軽五所川原駅付近の道路事情が悪く、自社線車両の動力に用いる軽油を国鉄五能線の貨物列車により輸送していたが、1984(昭和59)年2月ダイヤ改正で五能線の貨物列車が廃止されたことにより、タンクローリーが乗入れ可能な津軽飯詰から津軽五所川原まで自社線内をタンク車で輸送することになり、1984(昭和59)年に入線した。
その後、道路整備が進んでタンクローリーが直接津軽五所川原駅構内に乗入れ可能となり、お役御免となったが、車籍を有している。

タム500形
タム501
日本石油輸送タム2848 1956新製→津軽鉄道タム501 1984.11竣工
2021年7月1日 津軽五所川原駅にて