国鉄・JRの車両を中心に、形式写真を紹介するサイトです。
東京急行電鉄(現東急電鉄)が導入した民鉄初の軌道検測車で、1998(平成10)年1月に東急車輛製造で製造された。
効率的に昼間帯での検測を行うため、電気検測車デヤ7200とデヤ7290の中間に連結して運転するものとした。 車体はステンレス製で、車体長は16.5m、側窓は車端側片側2ヵ所が開閉式、中央片側2ヵ所は固定式である。車体色はデヤ7200とデヤ7290と合わせられた。
車内中央に動揺加速度検出器、データ処理装置や演算装置などの測定機器、下り方に3人掛ロングシートを向かい合わせに、上り方にロッカーと打合せテーブルを配置、冷房装置は屋根上に9,000kcal/hのものを2台搭載している。
台車は3台車方式で端台車が空気ばね式のTS-333、中間台車がコイルばね式のTS-334で、ブレーキは端台車に装備する。 軌道測定は高低(左右)、通り(左右)、平面性、軌間、水準、動揺加速度(上下左右)について行い、通りは各台車に取付けた渦電流式変位検出器、軌間は中間台車に取付けた光式レール変位検出器による非接触方式で、各種測定データは車上にあるデジタル媒体に保存されて、地上システムに集約される。
1998(平成10)年5月から稼動を開始、2012(平成24)年にデヤ7200・デヤ7290の置換えとして総合検測車デヤ7500・デヤ7550(愛称「TOQ i」)が登場し、検測時は同車に連結される形に変更された。
車体側面にはキャラクター「のるるん」のステッカーが追加された。 サヤ7590 1998.3新製2018年8月28日 藤が丘駅にて
管理人によるSNSページです。