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東武鉄道1800系(通勤車化改造車)


概説

 伊勢崎線のビジネス急行「りょうもう」号に使用していた1800系は、後継車両200系の登場に伴って1998(平成10)年までに定期の「りょうもう」運用から撤退した。この間1991(平成3)年に日光線系統の急行用として転用するため、12両が6両編成の300系、12両が4両編成の350系に改造された。残る1800系5編成のうち、1987(昭和62)年新製で経年の浅い1819Fは波動用となり、1811F・1812F・1814F・1815Fは館林駅構内に休車として留置された。
 このうち、1811F・1812F・1815Fを館林地区ローカル用の5000系置換えを目的として、通勤車化改造することになり、2001(平成13)年に4両編成3本が改造された。(残りの中間車は廃車) 
 編成は以下の通りで、クハ1860形はクハ1840形に形式変更し、その他の車両も一部改番して番号が揃えられた。カッコ内は旧番号。
クハ1811+モハ1821+モハ1831+クハ1841(1861)
クハ1812+モハ1822+モハ1832+クハ1842(1862)
クハ1813(1815)+モハ1823(1825)+モハ1833(1835)+クハ1843(1865)
 車体は2扉のままで、塗装は8000系などと同様のジャスミンホワイトにロイヤルブルーとリフレッシュブルーの帯に変更された。また、前面窓上の標識灯を撤去、前面窓下のヘッドマーク取付部にLED式の行先表示器を取付けている。車端部各1カ所の窓は開閉可能として、保護棒を取付けた。
 客室内は配電盤部分を除き出入台を撤去、また車端部の座席を撤去して定員の増大を図った。座席撤去部分には吊革を取り付けている。便所と自動販売機も同様に撤去された。座席は向い合わせ固定化され、モケットを他の通勤車と同様のグリーン(シルバーシートはブルーグレー)に交換している。
 走行機器は急行用時代のままであるが、台車は種車のものから車軸ダンパを撤去している。モハ1820形にはCPが1基増設された。
 小泉線・佐野線で使用されていたが、2006(平成18)年3月18日ダイヤ改正で佐野線のワンマン化が行われるため同線からは撤退し、小泉線館林-西小泉間で運用されたが、同年9月からのワンマン化に伴い、全車運用を離脱し、2007(平成19)年に廃車となった。

東武鉄道モハ1831

モハ1830形

パンタグラフ2基と制御装置を持つ中間電動車で、定員140(座席44)名。
モハ1831 拡大画像を見る 
1969.8新製→2001.4改造→2007.1廃車
2006年2月19日 館林駅にて

東武鉄道モハ1822

モハ1820形

CPを装備する中間電動車で、モハ1830形とユニットを組む。台車はFS356D(東武形式TRS-62MD)。定員140(座席44)名。写真は山側を示す。
モハ1822 拡大画像を見る 
1969.9新製→2001.6改造→2007.1廃車
2006年2月19日 佐野市駅にて

東武鉄道モハ1821

写真は海側を示す。
モハ1821 拡大画像を見る 
1969.8新製→2001.4改造→2007.1廃車
2006年2月19日 館林駅にて

東武鉄道クハ1812

クハ1810形

浅草寄りの制御車で、台車はFS056D(東武形式TRS-62TD)、定員135(座席40)名。写真は山側を示す。
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1969.9新製→2001.6改造→2007.1廃車
2006年2月19日 佐野市駅にて

東武鉄道クハ1811

写真は海側を示す。
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1969.8新製→2001.4改造→2007.1廃車
2006年2月19日 館林駅にて

東武鉄道クハ1843

クハ1840形

葛生寄りの制御車。写真は山側を示す。
クハ1843 拡大画像を見る
1969.9新製→クハ1865 1988.2改番→クハ1843 2001.9改造→2007.1廃車
2006年2月19日 佐野市駅にて

東武鉄道クハ1843

葛生寄りの制御車。写真は海側を示す。
クハ1843 拡大画像を見る
1969.9新製→クハ1865 1988.2改番→クハ1843 2001.9改造→2007.1廃車
2006年2月19日 佐野市駅にて

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