天竜浜名湖鉄道TH2100形
概要
TH2000形の増備車で、TH1形置換え用として2002~2005(平成14~17)年にTH2000形の追番TH2104~TH2114の11両が新潟鐵工所・新潟トランシスで製造された。
TH2000形との違いは、ブレーキの二重化、側扉横へのLED表示器の設置である。その他はTH2000形と同様に車体は全長18.5m、客室内はセミクロスシートで、後位側(新所原方)車端部腰掛を折りたたみ式として、車椅子スペースとして使用できるようにしている。定員120(座席52)名。ワンマン運転に対応している。駆動機関はカミンズディーゼル社のN14-R(350PS)を1基搭載、変速機は変速1段・直結3段の新潟コンバーター(現日立ニコトランスミッション)製TACN-33-1601を搭載している。台車はボルスタレス空気ばね、積層ゴム式NP131D-1/NP131T-1となっており、TH2110~TH2114には急勾配区間の空転対策として砂まき装置が設置された。
2004(平成16)年度にはTH2000形がブレーキ装置の改造の上、TH2100形に編入されてTH2101~TH2103となった。
一部車両にはラッピングを施して運用中。
写真

天竜浜名湖鉄道TH2100形
写真は新製当初からTH2100形として落成したグループ。
TH2106
2002.2新製
2013年3月20日 新所原駅にて
諸元
主要寸法 | 18,500mmm(長さ)×3,188mm(幅)×4,070mm(高さ) |
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定員 | 119(座席52)名 |
最高運転速度 | 85km/h |
駆動機関 | カミンズN14-R 350PS/2,000rpm |
液体変速機 | 新潟コンバータTACN-33-1601 変速1段・直結3段 |
台車 | NP131D/NP131T-1 |
制動装置 | 電気指令式空気ブレーキ |