関東鉄道DD502形
概説
常総筑波鉄道の発注により1956(昭和31)年9月に日本車輌製造で製造されたロッド式ディーゼル機関車。先に導入されていたDD501形はセンターキャブ式であったが、このDD502はセミセンターキャブ式で、製造時の機関はDMH-36S(450PS)を1基搭載、液体変速機はDS形であった。
1971(昭和46)年に機関がDMF-31SB(500PS)、液体変速機がDB138に換装された。
常総線の貨物列車牽引を中心に使用されていたが、1974(昭和49)年に貨物列車が廃止されてからは主に工事用車両の牽引用となり、取手-水海道間の複線化工事においてはトキ250形を牽引して活躍した。
2007(平成19)年11月に最後の定期検査を受けたが、休車となって水海道車両基地で保管されている。2020(令和2)年10月以降売却先を募集している。