伊豆箱根鉄道1300系
概説
元西武鉄道101N系。老朽化した1100系(元西武鉄道701系)を置き換えるため、2008(平成20)年に3両編成1本、2009(平成21)年にさらに1編成が竣工し、1100系3本中2本が置き換えられた。
三島方からクモハ1300形-モハ1400形-クハ2200形の編成で、西武鉄道の2両編成と4両編成から種車を捻出しており、クモハ1300形は西武クモハ284・292、モハ1400形は西武モハ235・237、クハ2200形は西武クハ1235・1237の改造である。
譲渡に伴い、前面にスカートが設けられたほか、客室内にはスタンションポール、車内案内表示装置を設置、2009(平成21)年4月1日のワンマン運転開始に伴い、切替スイッチ等も新設された。
クモハ1300形
元西武鉄道クモハ101形偶数車で、西武鉄道時代は2両編成の池袋・本川越方制御電動車(Mc2)であった。台車ははと372。ユニットを組んでいた(Mc1)は三岐鉄道へ譲渡された。第1編成の前面ステンレス飾り帯の車両番号標記は、2009(平成21)年に追加されている。
クモハ1301
西武クモハ284 1979.7新製→2008.7廃車→伊豆箱根クモハ1301 2008.11竣工
2010年1月11日 三島駅にて
第1編成は2016(平成28)年に西武101N系の落成当初の塗色に変更され、「イエローパラダイストレイン」として運転されている。
クモハ1301
2018年3月4日 三島駅にて
モハ1400形
元西武鉄道モハ101形奇数車で、4両編成の中間電動車(M)であった。
モハ1401
西武モハ235 1979.12新製→2008.7廃車→伊豆箱根モハ1401 2008.11竣工
2010年1月11日 三島駅にて
クハ2200形
元西武鉄道クハ1101形奇数車で、西武鉄道では4両編成の飯能・西武新宿方制御車として使用されていた。台車はFS072。
クハ2201
西武クハ1235 1979.12新製→2008.7廃車→伊豆箱根クハ2201 2008.11竣工
2010年1月11日 三島駅にて