茨城交通ケハ600形
概説
1960(昭和35)年に新潟鉄工所で新製された茨城交通オリジナルの車両で、日本初のステンレス車体気動車である。
機関はDMH17C、台車はDT22、TR512Z。客室内はロングシートで、定員128(座席60)名。「ケハ」を名乗っていたのは軽油動車のため。総括制御ができないことから日中を中心に運転されたが、晩年は運用を外れていることが多く、1992(平成4)年5月に廃車となった。
車体は那珂湊機関区で倉庫として利用され、その後「おらが湊鉄道応援団」により、ギャラリーとして活用されている。