平成筑豊鉄道100形
概説
1989(平成)年10月のJR九州伊田・糸田・田川線の第三セクター転換による平成筑豊鉄道開業に備えて、同年富士重工業で9両が製造された。
富士重工業が開発したLE-DCタイプの車両で、 車体は16m級、側扉や側窓など随所にバス用部品が採用された。前面は埋込式幌を持つ貫通形、パノラミックウィンドウである。
車体側面は運転士側にのみ乗務員扉を設けている。ワンマン運転対応設備を有し、客室内は1+2配置のクロスシートと車端部側をロングシートとしたセミクロスシート仕様で、定員105(座席46)名、冷房装置はIBCU023(22,000kcal/h)。
外部塗色はアイボリーホワイトに3路線を表す3本のラインを配している。
機関は日産ディーゼル製のPE6HT03A(250PS/1900rpm)、液体変速機はTACN22-1100、台車はFU341D(動力台車)、FU341T(付随台車)である。
開業時に用意された200形、300形とともに活躍したが、2006〜09(平成18〜21)年度に全車廃車となって形式消滅、一部車両はミャンマー国鉄へ譲渡された。
100形
106
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1989.10竣工→2009.2廃車
2010年5月30日 金田車両基地にて(
鉄道友の会撮影会にて)
FU-341D台車(106)
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2010年5月30日 金田車両基地にて(
鉄道友の会撮影会にて)



