ITRENINET 鉄道車両形式写真集

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銚子電気鉄道デハ300形


概説

 鶴見臨港鉄道(現JR東日本鶴見線)の電および旅客営業開始に伴い、1930(昭和5)年に製造された半鋼製3扉両運転台ボギー車モハ100形のうちの1両モハ105をルーツとする。
 モハ100形は10両が製造されたが、101〜108が新潟鐵工所、109・110が浅野造船所製で、1940(昭和15)年の改番により、モハ110形(111〜120)となった。
 鶴見臨港鉄道は1943(昭和18)年7月1日に国有化されて国鉄鶴見線となり、1948(昭和23)年5月1日の鶴見線の1500V昇圧に伴って3両が私鉄に譲渡され、7両が他の私鉄買収線区に転じた。モハ115は日本鉄道自動車(後の東洋工機)で改造されて1951(昭和26)年8月10日付で銚子電気鉄道に入籍し、デハ301となった。定員100(座席40)名。
 1984(昭和59)年12月に台車を汽車製造製ボールドウィン形BW78・24AからD16に履き替えている。主電動機は三菱製MB-64C。また、銚子入線後は集電装置をポールとしていて、後にビューゲル化、1990(平成2)年4月にパンタグラフに換装した。
 最後まで残った鶴見臨港鉄道の自社発注電車として大変貴重な存在であったが、晩年の架線点検車を経て2009(平成21)年10月に廃車・解体されて形式消滅した。

銚子電気鉄道デハ301

デハ300形(デハ301)

架線点検車に改造された晩年の姿。
デハ301拡大画像を見る
鶴見臨港鉄道モハ105 1930新製→モハ115 1940改番→1949.3廃車→銚子電気鉄道デハ301 1951.8竣工→1984.12台車交換→1990.4パンタグラフ化→2009.10廃車
2009年7月11日 外川駅にて

銚子電気鉄道デハ301

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2009年7月11日 外川駅にて

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