C61形蒸気機関車
概説
戦後の混乱期が過ぎて、鉄道輸送が貨物から旅客中心に切り替わっていくにつれて旅客用機関車に不足が生じていた。そこで、余剰の貨物用機関車D51形のボイラと部品を流用してC57形を基本とした走行部を新製したテンダー式蒸気機関車で、車輪配置は2C2型(先輪
2軸+動輪3軸(C)+従輪2軸)の「ハドソン」と呼ばれるものである。
1947〜49(昭和22〜24)年に三菱重工業および日本車輌製造で33両が製造された。
主に東北・九州地区で活躍したが、1975(昭和50)年1月までに廃車となった。
C6120は、廃車後伊勢崎市の華蔵寺公園で保存展示されていたが、JR東日本により動態復元され、2011(平成23)年3月に車籍復活して高崎(現ぐんま)に配置、イベント用に使用されている。
C611~C6133
JR東日本が動態復元した20号機。
C6120(高)
D511094 1944.5新製→C6120 1949.7改造→1973.11廃車→2011.3復籍
2012年10月28日 横川駅にて