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スハ43系一般形客車|スハフ43形


概説

スハ43系のうち、特急専用として1951・52(昭和26・27)年に新製されたグループの三等緩急車で、三等車のスハ44 1~34、三等荷物合造車のスハニ35 1~12とともに1951(昭和26)年に汽車製造でスハフ43 1~3の3両が新製された。

基本構造はスハフ42形と同様であるが、出入台は1ヵ所のみとなり、側窓は幅700mmである。スハフ42形と異なり、後方監視窓は左右両側に設置された。客室内は角度をつけた2人掛けの固定クロスシート(シートピッチ835mm)が通路を挟んで両側に一方向に配置されている。定員72名。台車はTR47だが防振ゴム付となった。

スハ44形などとともに東海道本線の「つばめ」、「はと」、東北本線の「はつかり」などの特急に使用されたが、「つばめ」、「はと」は後に電車化、「はつかり」は気動車化されると余剰となり、1960・61(昭和35・36)年度に観光団体列車に使用するため近代化改造が施工された。座席の回転化、室内灯の蛍光灯化、側扉の交換、便・洗面所の改良などが行われたが、窓枠のアルミサッシ化については予算の関係で後年に施工された。また、この時にスハ44形を緩急車化してスハフ43 11~24が誕生している。

スハフ43 1は1975(昭和50)年に廃車。2・3は四国でローカル列車に使用されて1986(昭和61)年に廃車となったが、ナショナルトラストが譲り受け、特急「はつかり」時代の塗色に復元されて大井川鐵道で使用されている。

スハフ43 3

スハフ43 1〜3

スハフ43 2・3は晩年、四国地区でローカル列車に使用され、廃車後ナショナルトラストに譲渡されて大井川鐵道で使用されている。、
スハフ43 3(四カマ)拡大画像を見る
1951.10新製→1986.10廃車→大井川鐵道スハフ43 3 1987.11竣工
1986年3月9日 高松駅にて

写真はありません

スハフ43 11〜24

スハ44 9〜22を小倉工場および多度津工場で緩急車化したグループ。

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