スハフ32形一般形客車
概説
スハ32系一般形客車の三等緩急車。
スハフ32
1〜98は、1929〜32(昭和4〜7)年に製造された二重屋根構造のスハフ34200形(スハフ34200〜34304)のうち1941(昭和16)年10月称号改正時点の在籍車98両を改番したものである。スハフ32
99〜409は、1932〜42(昭和7〜17)年に製造された丸屋根構造のグループで、スハフ34400形(スハフ34400〜34693)を1941年10月称号改正でスハフ32
99〜392に改番したものと、当初からスハフ32形として製造されたスハフ32 393〜409から構成される。
いずれも台車はTR23系で、客室内は4人ボックス席を配置しており、定員80名。
二重屋根タイプは1970(昭和45)年までに引退、丸屋根タイプは1984(昭和59)年2月改正までに定期運用を終了したが、保留車となっていたスハフ32
2357が1987(昭和62)年4月の国鉄分割・民営化でJR東日本に承継されて高崎に配置され、蒸気機関車牽引列車を中心にイベント用として使用されるようになった。
スハフ32 99〜409
スハフ32
2357はJR東日本に承継されてイベント用として使用されている。一時期赤帯を巻いていたこともあったが、現在はぶどう色2号となっている。
写真は3・1位側を示す。
スハフ32
2357(高タカ)
スハフ34658 1938.12新製→スハフ32 357 1941.10改番→スハフ32
2357 1964.10電暖取付
2006年4月10日 郡山駅にて