スエ32形救援車
概説
マユニ31形、マニ31形を種車とする救援車で、1964~67(昭和39~42)年に旭川・松任・新津・大宮工場で8両が改造された。マユニ31
12・13からスエ32 1・8が1964・67(昭和39・42)年に、マニ31 25・30・12・2023・43・50からスエ32
2~7が1964~66(昭和39~41)年に改造されたが、スエ31形とどのような理由で形式を分けたのかは不明で、スエ32
4~7は改造後すぐにスエ31形に編入されてスエ31 7~10となった。スエ32
1〜3、8は旭川(深川常駐)、敦賀、直江津、留萌に配置された。
他の救援車と同様に車内には事故復旧用の資材などが装備され、作業員用の休憩スペースや便所などが設置されている。
スエ32
1が本形式で最後まで残り、1986(昭和61)年3月に廃車となって形式消滅したが、同車は民営化後も解体を免れ、三笠鉄道村に保存された。
スエ32 1〜8
スエ32 1・8はマユニ31 形(12・13)を種車とする。台車はTR23を装備している。
スエ32 1(旭フカ)
マユニ36261 1936.3新製→マユニ31 12 1941.10車両称号規程改正→スエ32 1 1964.3改造→1986.3廃車
1987年6月12日 岩見沢運転区にて