オヤ17形教習車
概説
10系軽量客車の食堂車のうち、オシ17形2050番代2両(2055・2052)を1974(昭和49)年に土崎工場および新津車両管理所で電気機関車用教習車に改造したものである。
秋田に配置された1は交流電気機関車用教習車で、旧休憩室に出入台を設け、講習室・高圧機器室・シュミレータ運転台を設けている。塗色はぶどう色2号。新津に配置された2は交直流電気機関車用教習車で、旧休憩室部分にシュミレータ運転台を設け、旧食堂部分が講習室、調理室部分は機器室・車掌室となった。出入台は設けられていない。塗色は青15号に黄1号の帯である。台車は両車ともにTR53。
2両とも1987(昭和62)年までに廃車となって形式消滅したが、1はオシ17
2055の表記と青色塗色に戻して碓氷峠鉄道文化むらに保存されている。
オヤ17 1・2
オヤ17 1(秋アキ)
マハ29 106→オシ17 2055 1959.12改造→オヤ17 1 1974.3改造→1987.2廃車
1988年7月22日 新前橋駅にて