DD15形ディーゼル機関車
0番代
1961~65(昭和36~40)年に新製された日本初の複線用両頭式ラッセル機関車で、入換用のディーゼル機関車DD13形を基本として設計された。冬期以外は入換用として使用される。
前頭のラッセル部はキ550形雪かき車のものを踏襲しており、遊輪を備えずに着脱式で機関車本体に取付けられる。機関はDMF31S(500PS/1500rpm)を2基搭載している。台車はDT113C・DT113D。
1・2号機は除雪装置の主翼の開閉を空気で行っていたが、3以降は油圧式に変更された。42~46は3号機の改造により試験を行った半自動形といわれるもので、除雪装置の前後の主翼の閉じとフランジャの上下操作を地上子より車上子に受信した信号を基に自動化したものである。
また、DD15 16・17は1968(昭和43)年に単線形に改造された。
最後までJR西日本に残っていた11号機が2017(平成29)年6月に廃車となり、廃形式となった。
DD15 1~46
DD15 14(北)
1963.9新製→2017.3廃車
2009年4月12日 糸魚川運転センターにて
DD15 46(長岡)
1965.12新製→2010.7廃車
2008年3月30日 長岡車両センターにて
DD15 1(長)
1961.11新製→1996.9廃車
1988年11月12日 新津運転区にて
300番代
1966(昭和41)年に新製されたグループで、歯車比を1:3.143から1:3.196に、台車はDT113C・DからDT113Fに変更したため300番代に区分された。
2002(平成14)年までに全車廃車となり、区分消滅した。