ITRENINET 鉄道車両形式写真集

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DD14形ディーゼル機関車


0番代

 国鉄初のロータリー式除雪用ディーゼル機関車。
  キ600、キ620の置換用として1961(昭和36)年に3両、1965(昭和40)年に5両の計8両が汽車会社で新製された。DD13形6次車を基本としているが、車体は運転室を前位側に寄せて除雪作業を監視しやすくしたエンドキャブ方式が採用された。機関はDD13形と同様のDMF31Sを2基搭載し、1基を除雪用、1基を自走用として単機による除雪が可能である。台車はDT113A。除雪前頭車は1軸台車を装備し、機関車本体とは押棒リンク装置により連結される。ロータリー回転羽根は、1・2号機が1200mm径の羽根車を2個装備したバイルハック式で、3号機以降は掻寄羽根車によるロールバー式に変更されたが、後に1・2号機もロールバー式となった。
  旭川・長岡などに配置されて活躍したが、最後まで残った長岡の8が1998(平成10)年に廃車となり、区分消滅した。

DD14 5

DD14 1~8

DD14 5(旭)拡大画像を見る
1965.11新製→1987.3廃車
1987年6月12日 旭川運転所にて

DD14 6

DD14 6(秋)拡大画像を見る
1965.12新製→1994.12廃車
1988年11月21日 弘前運転区にて

300番代

 1966(昭和41)年から新製された改良形で、1979(昭和54)年までに汽車・川重で35両が新製された。DD13形300番代・600番代に準じて設計変更され、歯数比が1:3.14.3から1:3.196に変更され、台車もDT113Gとなった。また、除雪前頭車の掻寄羽根車の運転速度向上等の改良もなされている。
 沿線の人家が増えるにつれて左右への投雪が困難になったことから、投雪口を180度回転させて前方投雪を可能とするように改良が進められることになり、1977(昭和52)年新製の329から前方投雪対応型として新製、1982(昭和57)年からは在来車の改造も進められた。
 現在はJR東日本にのみ在籍し、長岡・会津若松などに配置されている。

DD14 305

DD14 301~335

DD14 305(庄)拡大画像を見る
1966.12新製
1988年11月13日 新庄運転区にて

DD14 305

2エンド側を示す。
DD14 305(庄)拡大画像を見る
1966.12新製
1988年11月13日 新庄運転区にて

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