東京都電初のVVVFインバータ制御車として、1990〜93(平成2〜5)年に5両がアルナ工機で新製された。
車体は全長13mの全鋼製軽量構造で、なめらかな曲線を用いて前面窓も大型化した洗練されたデザインとなった。側窓も連続風の大型のものとして、行先表示器も窓内に収めている。側扉は車端部が引戸、中央部が折戸となっているが、デザインは統一されている。
8501
1990(平成2)年に新製されたもので、客室内は8人掛けロングシートを2ヵ所、1人掛けクロスシートを4ヵ所、車椅子スペースに収納可能な3人掛けロングシート2ヵ所を設けており、定員64(座席26)名。
台車(FS91)はまくらばねをオイルダンパ併用のコイルばねとし、軸ばねにはシェブロンゴムばねを採用して乗り心地を向上させている。
運転台は横1軸2ハンドルマスコンを採用したが、8502以降が従来型の2ハンドルマスコンとなったのに伴い、当車も後に改造された。降車口付近には車外の様子をモニタテレビ装置で監視するITV装置を設けている。

8500形(8501)
トップナンバーの8501は、その後増備された8502以降と外観が異なる。パンタグラフは当初Z形であったが、現在はシングルアーム式となっている。
8501 平成2.4新製
2006年9月9日 向原駅にて
8502〜8505
1992・93(平成4・5)年に新製されたグループで、一部設計変更されている。
車体は運転台横の側窓が8501の固定窓から引違窓となり、安全性の向上に努めた。前照灯と尾灯が一体型のケースに収められ、前面の印象が変わっている。また、塗装はグリーン帯の下部のダークグリーンが上側に変更され、スカートの下部も黒色となった。
客室内は8502では8人掛けロングシートを2ヵ所、1人掛けクロスシートを4ヵ所、1人掛けクロスシートを4ヵ所設けており、62(座席24)名。8503では1人掛けクロスシート18ヵ所、車椅子スペースには1人掛けロングシートを6ヵ所設置して定員59(座席24)名。さらに8504・8505では一部定員が変更されて61(座席22)名となっている。
なお、8501に装備していたITV装置は取り付けられていない。

8500形(8502〜8505)
8503 平成4.4新製
2006年9月9日 向原駅にて