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東京急行電鉄デハ3500形

 モハ1000形として1939(昭和14)年に川崎車輛で22両製造された。大きな窓と長軸台車が特徴で、全体的なスタイルはデハ3450形に近いものであった。
 3501〜3507、3509〜3512は1953〜56(昭和28〜31)年にかけて全室・片運転台化、連結面貫通化、昇圧改造が行われている。3508は焼損によって全室・片運転台化され、1947(昭和22)年よりクハ3657となっていたが、1959(昭和34)年に車体更新されて電動車に復帰した。また、3513も1951(昭和26)年に焼損し、車体更新・全室・片運転台・連結面貫通化を行い、ノーリベット車体となった。
 1950(昭和25)年頃、デハ3500・3600形、クハ3650形などを使用して塗色試験が行われたが、3500形の中にはバスと同じ銀色+赤帯や、青と黄のツートンカラー、国鉄湘南色に準じた緑色+オレンジ色に塗られたものもあった。
 1968(昭和43)年より更新工事が行われたが、3508は前述のように先に更新されており、ノーシル・ノーヘッダー、前面貫通式と、3500形の中では異端車的存在であった。
 1976(昭和51)年より張上げ屋根化、前照灯シールドビーム2灯化改造が行われ、特異なマスクとなった。
 目蒲・池上線で中間にサハを挟んだ3両編成で活躍していたが、1989(平成元)年までに全車引退した。

東京急行電鉄デハ3502他

デハ3502とクハ3856との顔合わせ

 左のデハ3502はドア窓が小さいものとなったタイプ。写真の大岡山付近も地下化により様変わりした。
1989年3月10日  大岡山−奥沢間にて

東京急行電鉄デハ3508他

デハ3508他3連

 ノーシル・ノーヘッダー、前面貫通式の異端車デハ3508他3連。
1989年3月18日  多摩川園−沼部間にて

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