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東武鉄道6050系

 1964(昭和39)年に首都圏と日光・鬼怒川を結ぶ快速列車用として6000系が新製され、観光用、通勤・通学用として幅広く活躍していた。分割・併合を考慮した2両編成で、便所も備えた車両であったが、非冷房ということで、夏期は乗客からは不評であった。
 1986(昭和61)年に野岩鉄道が開業することになり、東武鬼怒川線と相互直通運転が行われることになったが、それに際して1985(昭和60)年に6000系を車体更新してデビューしたのが6050系である。モハ6150形とクハ6250形による2両編成で、1986(昭和61)年までにモハ6151〜6172、クハ6251〜6272の22編成44両が更新され、さらに1988(昭和63)年に新製車7編成(モハ6173〜6179、クハ6273〜6279)を加えて総勢29編成58両となった。なお、このほか1985・86(昭和60・61)年に新製されたモハ61101+クハ62101、モハ61102+クハ62102があったが、1986(昭和61)年の野岩鉄道開業と共に同鉄道に譲渡された。なお、野岩鉄道では1988(昭和63)年にモハ61103+クハ62103を増備したが、こちらは新製時より野岩鉄道に所属、また、1991(平成2)年の会津鉄道会津高原−会津田島間の電化開業時に会津鉄道でも同形車モハ61201+クハ62201を増備、こちらは一旦東武鉄道の車籍に入った後会津鉄道に譲渡された。
 車体は前面貫通式で、貫通路上部にLEDによる補助前照灯が取付けられた。側面は片側両開き2扉で、側窓は大形の一段下降窓となった。塗色はジャスミンホワイトをベースにパープルルビーとサニーコーラルのラインを配している。
 客室内は扉付近はロングシート、その他は固定クロスシートとなっている。また、Tc車は便所付である。冷房装置は客室用が10,500kcal/hのものが3台、乗務員室用が2,250kcal/hのものが1台である。
 性能は6000系と同様で、台車は更新車がTRS-63M(Mc車)、TRS-63T(Tc車)、新製車がTRS-882M(Mc車)、TRS-882T(Tc車)となっている。
 1997(平成9)年3月ダイヤ改正時に密着連結器化・自動解結装置取付等の改造が行われたほか、2001(平成13)年にモハ6153〜6156・6173に霜取用パンタグラフが増設されている。
 快速、快速急行を中心に活躍中。

東武鉄道6050系

快走するクハ6274他6連

2002年4月21日 静和−新大平下間にて

東武鉄道モハ6154

モハ6151〜6172

 車体更新車のMc車。写真は霜取用パンタグラフが増設されたモハ6153〜6156のグループを示す。
モハ6154 モハ6114 昭和40.3新製→モハ6154 昭和60.12更新
2003年3月29日 春日部駅にて

モハ6173〜6179

  新製車。

東武鉄道クハ6269

クハ6251〜6272

 車体更新車のTc車。
クハ6269 クハ6201 昭和39.3新製→クハ6269 昭和61.9更新 
2003年3月29日 春日部駅にて

東武鉄道クハ6278

クハ6273〜6279

 新製車のTc車。
クハ6278 昭和63.7新製 
2003年3月29日 春日部駅にて

野岩鉄道モハ61101

(参考) 野岩鉄道モハ61101〜61103

 モハ61101 東武鉄道モハ61101 昭和60.11新製→昭和61.9野岩鉄道へ譲渡
2003年4月30日 春日部駅にて

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