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東武鉄道100系

 東武鉄道では日光・鬼怒川方面への行楽特急として、1960(昭和35)年に登場した1720系および1700系更新車を運転していた。同車はデラックスロマンスカー(DRC)と呼ばれ、リクライニングシート、ジュークボックス付きのサロン室などを備えた豪華な車両であったが、1990年代を迎える頃には車齢が30年を超える車両も出てくることから、後継車が計画された。こうして1990(平成2)年に登場したのが100系である。1991(平成3)年までに9編成54両が新製された。
 100系は「Fast & Pleasure(速く快適に)」の基本コンセプトのものに設計され、車体は東武初のオールアルミ合金製となり、軽量化と低重心化が図られた。前面は非貫通の流線形で、塗色はジャスミンホワイトを基調とし、パープルルビーとサニーコーラルオレンジの帯を巻き、窓回りは黒となった。
 全電動車方式の6両編成で、浅草方からモハ100-1+モハ100−2+モハ100−3+モハ100-4+モハ100-5+モハ100-6という各形式により組成されている。(浅草寄りが6号車) この形式称号は在来車にはなかったもので、第1編成は3桁の100の位「1」が100系を示し、10・1の位が製造順、ハイフン以下が組成順序を示す各形式となっている。後に登場した200系や300・350系にも継承された方式である。
 モハ100-1形(6号車)はコンパートメント車で、ソファと天然大理石を使用した固定式のテーブルを備えた1室4人用のコンパートメントが6室設けられている。その他一般客室の座席は2人用のリクライニングシートである。モハ100-4形(3号車)には、ビュッフェとサービスカウンター、電話室および自動販売機が設けられている。なお、1・4・6号車には便・洗面所を設け、便所は和・洋2ヵ所ずつとなっている。
 制御装置はVVVFインバータ方式で、台車はボルスタレス台車TRS-90を使用している。ブレーキ装置は130km/h運転にも対応可能な電気ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキを採用した。
 愛称は一般公募により「スペーシア(SPACIA)」と決定、1990(平成2)年6月1日より運転開始し、翌1991(平成3)年までに1700・1720系を置換えている。

東武鉄道100系

日光線の田園地帯を走る100系

2002年4月21日 静和−新大平下間にて

東武鉄道モハ104-1

モハ100-1形

 浅草寄の制御電動車で、私鉄初のコンパートメント車。140kVAのSIVを搭載。便・洗面所付きで定員24名。
モハ104-1 平成2.5新製
2003年3月29日 春日部駅にて

東武鉄道モハ104-2

モハ100-2形

 VVVF制御装置とパンタグラフ(PT-8002-A-M)を搭載する中間電動車。定員64名。
モハ104-2 平成2.5新製
2003年3月29日 春日部駅にて

東武鉄道モハ101-3

モハ100-3形

 CP2台とSIVを搭載する中間電動車で、定員56名。
モハ101-3 平成2.3新製
2003年3月29日 春日部駅にて

東武鉄道モハ104-4

モハ100-4形

 浅草寄りにビュッフェとサービスカウンター、電話室、自動販売機を設置する中間電動車。パンタグラフ、便・洗面所付き。定員は36名。
モハ104-4 平成2.5新製
2003年3月29日 春日部駅にて

東武鉄道モハ102-5

モハ100-5形

 制御装置、パンタグラフ付きの中間電動車。定員64名。
モハ102-5 平成2.3新製
2003年4月30日 春日部駅にて

東武鉄道モハ102-6

モハ100-6形

 日光・鬼怒川寄の制御電動車で、140kVAのSIVを搭載しています。定員は44名。
モハ102-6  平成2.3新製
2003年3月29日 春日部駅にて

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