西武鉄道では、新宿線系統に界磁チョッパ制御の4扉車2000系を増備して省エネルギーに貢献していたが、池袋線系統は秩父線の勾配区間での運用を考慮し、抑速ブレーキを装備した抵抗制御の3扉車101系が永年にわたり増備されていた。
3000系は池袋線の普通列車用として、1983〜87(昭和58〜62)年に8両編成9本計72両が新製されたもので、車体は3扉とし、性能は2000系に準じた電力回生ブレーキを装備した界磁チョッパ制御である。
車体は101N系・301系を基本としているが、制御車(Tc1・Tc2)の前面は間柱の構造をノンノーズとし、ブラックフェイス部分が一体化している。また、助士席側窓下に車両番号が入った。側窓は2個1組の連窓となり、上段はバランサー付の下降式、下段は上昇式である。また、初めて側面に行先表示器が取付けられたが、その部分の上段窓はバランサーが取付けられないため、錠付の下降式であり、外観上でも目立っている。
客室内は冷風吹出口がスポット方式からラインフロー式となり、吹出し範囲の拡大と美観の向上が図られた。
制御装置は前述の通り2000系で実績のある界磁チョッパによる電力回生ブレーキ方式を採用、台車は2000系と同様のFS372A・FS072、冷房装置はCU72C(42,000kcal/h)となっている。
最初の3編成は東急車輛で新製されたが、その他は所沢車両工場製である。現在は池袋線、新宿線で普通列車を中心に8両固定編成で使用されている。

オリジナルのツートンカラーによるクハ3004他8連
1995年9月12日 保谷-ひばりヶ丘間にて

モハ3101形奇数車
パンタグラフを持つ中間電動車で、主制御器・主抵抗器、界磁チョッパ装置を搭載。3100・3200・3300番代があり、すべて同一仕様。台車はFS-372A、定員144(座席64)名。
モハ3215 昭和61.9新製
2003年5月25日 井荻駅にて

モハ3101形偶数車(3100・3300番代)
中間電動車で、MG・CPを搭載。定員144(座席64)名。
モハ3104 昭和58.11新製
2003年1月19日 保谷にて

モハ3101形偶数車(3200番代)
MG・CPを持たない中間電動車。
モハ3212 昭和60.6新製
2002年11月23日 井荻駅にて

クハ3001形奇数車
飯能・西武新宿方の制御車。台車はFS-072、定員136(座席58)名。
クハ3013 昭和60.12新製
2002年11月23日 井荻駅にて

クハ3001形偶数車
池袋・本川越方の制御車。
クハ3016 昭和61.6新製
2003年11月1日 中井駅にて